nombirato!

2018年01月01日

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。
本年も当欄をどうぞよろしくお願いします。

(写真は2013年8月5日a.m.4時24分北海道紋別郡雄武町日の出岬にて撮影)




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2017年12月31日

恒例の振り返り


今日はこちらでも初雪が降ったそうですが、室内にいて気がつきませんでした(笑)。年の瀬も押し迫って来ましたが、今年も恒例の最後の投稿、チト長いけど一年の私的振り返りです。しかしなかなか投稿は増えませんでしたなぁ。一投稿あたりの文字数は増加傾向だけど(笑)

今年、大学関係で印象的だったのは、やはり、2年ぶりにOlaf Ottさんに来ていただいて、まず吹奏楽の定期でT-Bone コンチェルトの素晴らしい演奏を聴かせてもらったこと、あとブラスで並んで吹いたこと、そしてレッスンと前期試験の採点までお付き合いいただき、ハードスケジュールになってしまったのが反省点だけど、学生たちにはとっても大きな経験となった。

つぎに、7月15日の渡部謙一先生率いる北海道教育大学スーパーウィンズと藝大ウィンドの合同演奏会を実現できたこと。いやぁ、これが今年一番大変だった事と言えるんだけど、何しろ企画運営から打ち上げまで、どっぷり裏方さんの仕事はこれが初めてだったこともあり、イレギュラーの行事を立ち上げて実行することの難しさを嫌という程味わいましたね。心折れる経験も何度かありました。それだけに渡部先生はじめ、藝大の事務方の皆さん、先生方には本当に助けていただけたのが嬉しくて、本当に感謝しかありません。学生たちは北教大生たちの本気に触れて刺激をタップリ受けましたね。

自分の演奏仕事、今や研究活動のようなものですが、多くのお仕事に呼んでいただきました。4月のN響のオペラ「神々の黄昏」のシュティーアホルンの経験は、Cの音一種類が数発しか出てこないんだけど、舞台中央のソリストの横で吹かせていただき、ホント貴重な経験でした。アンサンブル金沢にも何度も参加させてもらい、特にハンガリーのトロンボーン奏者ロベルト・カイプさんの横で2番を吹かせてもらったのは、本当に素晴らしい経験でした。年末には、仙台フィルと読響でベートーヴェン第九のアルトを吹かせていただき、7回もの本番を経験できました。プロオケで演奏させてもらえるのは、自分の音が通用するのか、信じる音はこれで良いのか、合奏の勘、タイミングやアンサンブルの勘の鈍っているところの修正など限りなく勉強出来るので、これからも可能な限り続けて行きたいと思っています。

しかし反省点もあって、11月にまたもギックリ腰を発症してしまい、仕事1本ドタキャンしてしまいました。自分のプロとしての演奏歴の中で初めてのことで、関係者の方には本当に申し訳ないことをしてしまい申し訳ありませんでした。色々と勉強して試した結果、ある程度予防する方法が見えてきたので、これからは積極的に予防して行きたいと思っています。

ソロ活動は、あまりと言うかほとんど出来なかったけど、アンサンブルは色々ありました。やはりアンサンブルは楽しいです。2月には同僚 石川浩さんのバストロンボーンリサイタルでトマジ作曲の「生きるべきか死すべきか」を共演させてもらったのも印象的でした。来たる新年1/19川口リリアホールでの藝大トロンボーン科定期では、卒業を控えた4年生3人と石川浩さん、僕の5人で、ブライアン・リンのページェントを演奏します。よろしくお願いします。

そのほか、印象的だったのは、やはりハノーファートロンボーンユニットの生のサウンドを聴いてしまったこと。同じ11月に聴いたベッケさんとライエンさんのデュエットも素晴らしく美しいハーモニーだったけど、ハノーファーさん、いや本当にものすごい、ある種のカルチャーショックでした。さらに遥か遠くの目標が見えた感じでした。出来ればもう一度彼らの演奏を聴いてみたいなと思いました。未聴の方、iTunes storeでダウンロード販売してます。

趣味的には宇宙戦艦ヤマト2202が始まったことか(^^;;  お陰で、一生縁のない催しと思っていたコミケにも短時間ながら行くことができたし。あの熱気は何なんでしょうかね。すごかったです。

例によって長々と書いてしまいましたが、お陰様で今年もバタバタしながらも非常に充実した一年だったと思います。来年も微力ながらなんですけど、出来るだけ迷惑をかけないでバランスの取れた仕事をやっていけたらなと思います。

皆さんにとって、あと少しでやって来る新年もまた良いお年になりますように。

今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。



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2017年12月24日

私見・音楽を伝えるスキルについて考えた


今年の12月は仙台フィルさんと、読響さんから第九のアルトトロンボーンのお仕事をいただいて、今日やっと僕的に第九ラスト公演でした。本当にオケに乗せてもらうのが楽しい、毎回新鮮な発見があって楽しい、そんな7公演でした。関係者の皆様お世話になりました。

ところで少し前になるけど、今月の11と12日今年度の4年生の卒業演奏会(試験)が無事に終わった。4年生は大学で学んだことの集大成なので、本当に気合の入った演奏が続いた。

僕たち常勤の教員は2日間で39人の演奏を聴いて採点したわけだけど、今年は特に採点の基準について考えることが多かった。毎年やることは同じだけど今年特に感じたのは、違う楽器、違うスタイルの曲をどうやって同じ基準の数字に表現するのかということ。

一例だけど打楽器の採点は、いつもとても難しい。今回4人の学生が選んだ曲がそれぞれ全く違ったスタイルだったのも難しさに拍車をかけた。純粋に演奏だけで訴求する学生と、パフォーマンスを含めて時空間芸術的なものも総合的に見なきゃいけない学生と、どう同じ土俵に上げるのか。

ツイッターで少し書いたけど、そこで感じたのは、作曲家、音楽そのものとか、それに難しいけど敢えて言うと観客への共感の部分。

打楽器素人の自分から見ると、みんな一様に、リズムは正確に聞こえるし、技術的には問題なく十分なものを持っていることはよく分かったが、どうしてもパフォーマンスの方に目が行ってしまう。点数をつけるに当たって何を基準にすれば良いのか。大学教育の仕上げと言う意味では、純粋に演奏だけを見て判断すべきなのか。

しかし、考えてみると、パフォーマンス(この場合は演技の意味)があろうとなかろうと、また、ハデに体を揺すったり動いたりしようがしまいが、直立で演奏しようが、関係なく心揺さぶられる演奏というものがあるのは厳然とした事実。

聴衆が心揺さぶられる演奏が出来たということは、おそらくその演奏者は、以前にどこかで誰かの素敵な演奏に触れて、強く心を揺さぶられた経験があるんじゃないか。だから楽器や音楽を極めようと努力して来た中で、自分もそのような演奏がしたい、聴衆の心まで届いた演奏がしたい、心に響いた聴衆の喜ぶ顔が見たい、、、と、強く願いながら練習に励んできたに違いない(想像)。

まれに生まれつきそんな能力が備わった人もいるかもしれないけど。まさに音楽に共感する力というか、音楽によるコミュニケーション力というか、そんな力の備わった人。上手い下手とは少し違うような気がする。

単に難しいフレーズを鮮やかに素晴らしい音色で華麗に演奏しているのを聴いて、すごいなと舌を巻くのとは全く違う体験。一音一音に魂やら感情、情念のようなものを感じるというか、今回はそんな演奏が心揺さぶられる演奏だった。

心を、魂を揺さぶられた経験がある人が全てそんな演奏を出来る能力を身につけられるとも思えないが、今回含め少なくとも何名かにそんな類まれな能力を感じることができた。

そこで、あえて演奏家としてのスキルを段階的に考えてみる。他にもアンサンブルができるなどのスキルも必要だけと、今回は個人で演奏することに限って。

間違えず楽譜通り演奏できる技術を持つ
音楽に相応しい素晴らしい音で演奏できる
聴き手が感動出来る音楽、演奏ができる
そして最後に
一音一音生きた音で音楽できる。
言い換えると、例え一音でも歌える。

ちょっと大げさかもしれないが、こんなことを考えた今年の卒業演奏会でした。これはあくまで私見、仮説みたいなものなので、根拠は薄いけど。

と言うわけでだいぶ長くなったけど、良いクリスマスをお過ごしください。



posted by 古賀慎治 at 19:09| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

教え子第1期生

昨晩はトロンボーンの教え子で、今現在は実業家で、 障害児通所支援|アニマート・グループ社長の横山君との会食でした。

彼は、僕が初めて非常勤のポストをもらって働き始めた尚美学園短大(現在は尚美学園大学)の古賀門下第1期生。以前も記事を書いたような気がするけど、この第1期生と言うのは僕にとっては特別な存在。いろんな事情や思いがある中、前任の先生から引き継いだ学生達とは、最初から本当に濃い交流が生まれ、先生初心者の僕にとって、教えるよりむしろ教わることの方が多かった。僕の教師としての考え方、方向性は彼らから学んだと言っても過言ではない。

トロンボーンや音楽を通じて、考えてみたらたった1年しか短大では教えていないのに、その後20年経った今でも、久々の再会にも関わらずいろんな事がすっと腹を割って話せると言うのは、本当に彼の人徳だと思う。

彼の会社は8年前に起業してすでに日本全国に約50拠点展開中とのことで、仕事も苦労もスケールが大きくて僕には想像も出来ないけど、働く人達を大事にしたきちんとした理念のもと、本当に立派な仕事をしていると思う。経験した分話す内容の深みが凄い。今では僕の方が教えられる事が多い。

来年あたりに、また同窓会を企画してくれると言う事なので、楽しみにしておきたい。



posted by 古賀慎治 at 19:28| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

SNSカルテット


日本トロンボーン協会主催のカルテットコンペティションが、昨年から再び開かれるようになり、ジパングコンクールとあわせて2つのトロンボーンカルテットのためのコンクールが開催されるようになった。これは若いプレーヤーにとってチャンスが広がり、大きな励みになっていると思う。

過去の入賞者の事をトロンボーン協会のホームページで眺めていて気がついたんだけど、最近は大学ごとにアンサンブルを組むと言うのが流行らないようで、複数の音大の学生横断的に組むことが多いようだ。

先だって開かれたトロンボーン協会のコンペティションで、門下の学生が出場して入賞したとの知らせをもらった。そのコンペティションに向けて、どうやって複数の大学の生徒が集まったのか興味があって学生と話していてハッとさせられたことがあった。

聞くと他のメンバーのことを良く知らないまま練習を始めて、僕が考えるところの、コンクールを受けるのに最低限必要な練習量よりはるかに少ない練習量で入賞出来たとのこと。

効率の良い練習が出来たのなら、それはそれで褒められるべきこと。

カルテットというのは4人の信頼関係で成り立つので、それなりに本番の場数を踏み、仲間として理解を深め、音楽的な方向性を擦り合わせるプロセスを踏むことが大事なんじゃないかと思う。だから必ずしも同じ大学に属している必要はないと思うけど、でも同じ大学なら、人間的な相互の理解とか、練習の時間合わせとかは楽だろうと思う。

で、そのメンバーの集まり方を尋ねたら、なんとツイッター上で繋がっていて誘われたから始めたということだったので、結構拍子抜けして驚いてしまった。

ツイッターやその他SNSがカルテットを始めるきっかけであることを否定する気は無いけど。。。ただ、トロンボーンカルテットの素晴らしい先輩たちを見て来た者として思うのは、仲間の結びつきが、なんだか軽くなったような違和感を覚えてしまったというお話でした。時代ですかね。



posted by 古賀慎治 at 00:59| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする