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2018年03月30日

送別会

すでに3月も末、珍しく満開の桜のもと、今年も卒業式が終わった。

昨晩は卒業生と退任される石川先生、助手の佐藤君の送別会。主催はトロンボーン科。色々とバタバタしてたので仕方ないが、今回は、あれこれ前もって考えていたことをしゃべることが出来なかったので、ここに記しておこうという記事。大勢を前にしゃべるのが苦手だし、だいたい事前にじっくり考えたり、言いたい思いが強い時ほど、アルアルと言うか、しゃべる時間が割愛される(笑)。まぁ人生こんなものか(^^;;  そんな時は当欄に書かなきゃな(笑)


卒業生の3人はあの、1学年の3人全員が女の子という、今まで男子が圧倒的に多かった藝大にとって史上初の学年。4月から福田えりみさんは大阪フィルの首席、福澤優加さんはフリーランスとして経験を積みながらオーデションを受ける、三原成美さんは、藝大別科に合格したので、あと2年在学して勉強とか、留学の道を探る?などそれぞれの道へ。

しかし本当に4年間はあっという間だった。一昨年暮れに、彼女たち3人とバストロの鈴木君の4人セクションの藝大ウィンドでシカゴに行った時、アンコールのローリングサンダー(トロンボーンの名人芸を披露するすごく速いテンポのマーチ)を演奏した後のアメリカの人たちの驚きと賞賛が忘れられない。

あと、僕はやんわりと嫌だって言ったけど押し切られた感じでトロンボーン定期に出演することになり、石川先生と僕と彼女たちで5重奏を演奏させてもらった。終わってみれば本当に貴重な、練習と本番の機会をもらって感謝してます。この時の演奏は、そのうち動画が投稿されるんじゃないかと思われます。

一人一人に伝えたいこともたくさんあったんだけど、さすがに個人情報、ここでは割愛。聞きたかったら個人的に連絡ください(本人限定)


入学当初から、将来的に3人の人間関係がどうなるのか、良好に育ってくれるか本当に心配だった。一般社会でも良くあると思うけど、特にうちの大学からプロの世界にかけては、当たり前だけど実力ひしめく世界なので、それぞれ他人のことが羨ましかったり妬ましかったり。ホンネでは色々あったとは思うけど、とにかく卒業まで仲良くやってくれて、僕としては感謝しかないし、それだけの人としての成長が嬉しい。卒業を迎えてみれば、心配は杞憂に終わっていた。

今の僕の立場から言えるのは、女の子の学生と僕自身の距離の取り方が、良く分からなかった(1人の場合は別)ので、当初はそこに随分と気を使った。しかし、そのうちに距離感がどうこうと言えないくらいの色んなことが起こり(笑)距離感とか言っていられなくなり、気がつけば卒業。でも俯瞰してみると女の子の方が男の子より距離感は近い。


申し訳ないことにレッスンでは伝えきれなかった事、積み残した事だらけな印象しか残っていないんだけど、これからは自立して、様々なことは自分で解決していって欲しいと思う。

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助手の佐藤健一君は、任期いっぱいということと、就職が決まったので、このたび晴れて転職となりました。彼はネット上の超有名人なので、ご存知の方も多いと思うけど、うちの助手さんは本当に少人数で横断的な仕事が山ほどあり、大変なところなんだけど、本当に良くやってくれました。これからもプロとしての活躍を期待してます。


最後にバストロンボーンの石川浩先生について。

任期満了ということで、学生から本当に惜しまれつつのご退任となりました。今は最後の仕事ということでこの春発売の藝大ウィンド4枚目のCDのリハーサルと本番に出演していただいているので、いまだ学生たちとは一緒です。

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石川先生は、僕には無いものをいっぱいお持ちで、プレーヤーとしても教育者としても本当に信頼できる方なので、退任はされるけど、これからも色んなところで関わりを持たせてもらうつもりです。本当にありがとうございました。

3月は別れの季節とは言っても、今回は一つのけじめという印象が強く、これからもみんなと繋がりを持って行きたいと思います。


posted by 古賀慎治 at 19:16| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月03日

近況とか

つ、つ、ついに3月となってしまいました^_^;


この一つ前の記事が謹賀新年という、あまりに放置状態でどうにかしたかったのですが、本当に申しわけありません。ブログを諦めたワケではありませんので、これからもどうぞよろしくお願いします。



近況報告ということですが、今の僕の身の回りは、入試の真っ最中なのでそれ関係のことには触れません。



そんなことのほかに、実はあと半月後に大きなプロジェクトの情報公開が迫っていて、今はその仕事も微力ながら協力させてもらってます。時期が来たらお知らせさせていただきます。それ絡みでFacebookに再々登録しました。未だに「Facebook 退会」の検索ワードで当欄に辿り着く方も多いみたいですが、いやはや、本当にお恥ずかしいというかなんというかね、バツが悪いことこの上なしです。


Facebookのメッセンジャーを使ってやり取りをするので、できればFacebookに入ってほしいと言われたのと、広報関係でFacebookはフル活用することになりそうなので、年貢を納めて再々登録となりました。なので、現状ではできるだけ多くの方々と繋がりを持ちたいと思ってますので、お友達申請お待ちしております。また僕から申請させてもらった際にはよろしくお願いします。


そんなことをやっていた中で、小学校、中学校の時の同級生と繋がりが持てて、メッセージのやり取りがありました。いや本当に懐かしかったなあ。メッセンジャーも初めて本格的に使ってますが、なるほどメールより手軽で要件が簡潔に伝わるし、キャッチボールがメールより軽くていいですね。実際に会わなくても進められることが先に進むし、やり取りの履歴が残るのがありがたいです。


ついでにLINEも絶対にやらないと宣言してましたが、そっちも登録しました(苦笑)


もう、本当に節操がない。便利さは認めます。ただ友達?登録の仕方さえわからない状況。詳しい生徒に登録してもらって、やり取りした感想は、やはり便利だなと。ただ、先生と学生ということから考えると、メールよりだいぶ距離感が近くなってしまいますな。この辺は一長一短。気をつけて使うべしって思いました。あくまで僕の立場でということですけど。プライベートで使うのは良いんじゃないですかね。


Facebookの話だかLINEの話だか分からなくなってきましたが、結局使う人の使い方次第なツールという月並みな結論なんですが、僕はLINEよりはFacebookのメッセンジャーに魅力を感じました。


それにしても、自分にとってはツイッターぐらいの人との距離感、放置感が丁度よく感じるし、当欄のような、読者がほとんど見えないブログも良いなあと思う自分は、やはり偏屈なのでしょうか。Facebookの溢れる情報も、自分にとっては甘い蜜の匂いがします。のめり込み過ぎないように注意しないとな。


あ、mixiも細々と・・・・・有料会員(笑)




posted by 古賀慎治 at 01:41| Comment(2) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。
本年も当欄をどうぞよろしくお願いします。

(写真は2013年8月5日a.m.4時24分北海道紋別郡雄武町日の出岬にて撮影)




posted by 古賀慎治 at 01:20| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

恒例の振り返り


今日はこちらでも初雪が降ったそうですが、室内にいて気がつきませんでした(笑)。年の瀬も押し迫って来ましたが、今年も恒例の最後の投稿、チト長いけど一年の私的振り返りです。しかしなかなか投稿は増えませんでしたなぁ。一投稿あたりの文字数は増加傾向だけど(笑)

今年、大学関係で印象的だったのは、やはり、2年ぶりにOlaf Ottさんに来ていただいて、まず吹奏楽の定期でT-Bone コンチェルトの素晴らしい演奏を聴かせてもらったこと、あとブラスで並んで吹いたこと、そしてレッスンと前期試験の採点までお付き合いいただき、ハードスケジュールになってしまったのが反省点だけど、学生たちにはとっても大きな経験となった。

つぎに、7月15日の渡部謙一先生率いる北海道教育大学スーパーウィンズと藝大ウィンドの合同演奏会を実現できたこと。いやぁ、これが今年一番大変だった事と言えるんだけど、何しろ企画運営から打ち上げまで、どっぷり裏方さんの仕事はこれが初めてだったこともあり、イレギュラーの行事を立ち上げて実行することの難しさを嫌という程味わいましたね。心折れる経験も何度かありました。それだけに渡部先生はじめ、藝大の事務方の皆さん、先生方には本当に助けていただけたのが嬉しくて、本当に感謝しかありません。学生たちは北教大生たちの本気に触れて刺激をタップリ受けましたね。

自分の演奏仕事、今や研究活動のようなものですが、多くのお仕事に呼んでいただきました。4月のN響のオペラ「神々の黄昏」のシュティーアホルンの経験は、Cの音一種類が数発しか出てこないんだけど、舞台中央のソリストの横で吹かせていただき、ホント貴重な経験でした。アンサンブル金沢にも何度も参加させてもらい、特にハンガリーのトロンボーン奏者ロベルト・カイプさんの横で2番を吹かせてもらったのは、本当に素晴らしい経験でした。年末には、仙台フィルと読響でベートーヴェン第九のアルトを吹かせていただき、7回もの本番を経験できました。プロオケで演奏させてもらえるのは、自分の音が通用するのか、信じる音はこれで良いのか、合奏の勘、タイミングやアンサンブルの勘の鈍っているところの修正など限りなく勉強出来るので、これからも可能な限り続けて行きたいと思っています。

しかし反省点もあって、11月にまたもギックリ腰を発症してしまい、仕事1本ドタキャンしてしまいました。自分のプロとしての演奏歴の中で初めてのことで、関係者の方には本当に申し訳ないことをしてしまい申し訳ありませんでした。色々と勉強して試した結果、ある程度予防する方法が見えてきたので、これからは積極的に予防して行きたいと思っています。

ソロ活動は、あまりと言うかほとんど出来なかったけど、アンサンブルは色々ありました。やはりアンサンブルは楽しいです。2月には同僚 石川浩さんのバストロンボーンリサイタルでトマジ作曲の「生きるべきか死すべきか」を共演させてもらったのも印象的でした。来たる新年1/19川口リリアホールでの藝大トロンボーン科定期では、卒業を控えた4年生3人と石川浩さん、僕の5人で、ブライアン・リンのページェントを演奏します。よろしくお願いします。

そのほか、印象的だったのは、やはりハノーファートロンボーンユニットの生のサウンドを聴いてしまったこと。同じ11月に聴いたベッケさんとライエンさんのデュエットも素晴らしく美しいハーモニーだったけど、ハノーファーさん、いや本当にものすごい、ある種のカルチャーショックでした。さらに遥か遠くの目標が見えた感じでした。出来ればもう一度彼らの演奏を聴いてみたいなと思いました。未聴の方、iTunes storeでダウンロード販売してます。

趣味的には宇宙戦艦ヤマト2202が始まったことか(^^;;  お陰で、一生縁のない催しと思っていたコミケにも短時間ながら行くことができたし。あの熱気は何なんでしょうかね。すごかったです。

例によって長々と書いてしまいましたが、お陰様で今年もバタバタしながらも非常に充実した一年だったと思います。来年も微力ながらなんですけど、出来るだけ迷惑をかけないでバランスの取れた仕事をやっていけたらなと思います。

皆さんにとって、あと少しでやって来る新年もまた良いお年になりますように。

今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。



posted by 古賀慎治 at 21:12| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

私見・音楽を伝えるスキルについて考えた


今年の12月は仙台フィルさんと、読響さんから第九のアルトトロンボーンのお仕事をいただいて、今日やっと僕的に第九ラスト公演でした。本当にオケに乗せてもらうのが楽しい、毎回新鮮な発見があって楽しい、そんな7公演でした。関係者の皆様お世話になりました。

ところで少し前になるけど、今月の11と12日今年度の4年生の卒業演奏会(試験)が無事に終わった。4年生は大学で学んだことの集大成なので、本当に気合の入った演奏が続いた。

僕たち常勤の教員は2日間で39人の演奏を聴いて採点したわけだけど、今年は特に採点の基準について考えることが多かった。毎年やることは同じだけど今年特に感じたのは、違う楽器、違うスタイルの曲をどうやって同じ基準の数字に表現するのかということ。

一例だけど打楽器の採点は、いつもとても難しい。今回4人の学生が選んだ曲がそれぞれ全く違ったスタイルだったのも難しさに拍車をかけた。純粋に演奏だけで訴求する学生と、パフォーマンスを含めて時空間芸術的なものも総合的に見なきゃいけない学生と、どう同じ土俵に上げるのか。

ツイッターで少し書いたけど、そこで感じたのは、作曲家、音楽そのものとか、それに難しいけど敢えて言うと観客への共感の部分。

打楽器素人の自分から見ると、みんな一様に、リズムは正確に聞こえるし、技術的には問題なく十分なものを持っていることはよく分かったが、どうしてもパフォーマンスの方に目が行ってしまう。点数をつけるに当たって何を基準にすれば良いのか。大学教育の仕上げと言う意味では、純粋に演奏だけを見て判断すべきなのか。

しかし、考えてみると、パフォーマンス(この場合は演技の意味)があろうとなかろうと、また、ハデに体を揺すったり動いたりしようがしまいが、直立で演奏しようが、関係なく心揺さぶられる演奏というものがあるのは厳然とした事実。

聴衆が心揺さぶられる演奏が出来たということは、おそらくその演奏者は、以前にどこかで誰かの素敵な演奏に触れて、強く心を揺さぶられた経験があるんじゃないか。だから楽器や音楽を極めようと努力して来た中で、自分もそのような演奏がしたい、聴衆の心まで届いた演奏がしたい、心に響いた聴衆の喜ぶ顔が見たい、、、と、強く願いながら練習に励んできたに違いない(想像)。

まれに生まれつきそんな能力が備わった人もいるかもしれないけど。まさに音楽に共感する力というか、音楽によるコミュニケーション力というか、そんな力の備わった人。上手い下手とは少し違うような気がする。

単に難しいフレーズを鮮やかに素晴らしい音色で華麗に演奏しているのを聴いて、すごいなと舌を巻くのとは全く違う体験。一音一音に魂やら感情、情念のようなものを感じるというか、今回はそんな演奏が心揺さぶられる演奏だった。

心を、魂を揺さぶられた経験がある人が全てそんな演奏を出来る能力を身につけられるとも思えないが、今回含め少なくとも何名かにそんな類まれな能力を感じることができた。

そこで、あえて演奏家としてのスキルを段階的に考えてみる。他にもアンサンブルができるなどのスキルも必要だけと、今回は個人で演奏することに限って。

間違えず楽譜通り演奏できる技術を持つ
音楽に相応しい素晴らしい音で演奏できる
聴き手が感動出来る音楽、演奏ができる
そして最後に
一音一音生きた音で音楽できる。
言い換えると、例え一音でも歌える。

ちょっと大げさかもしれないが、こんなことを考えた今年の卒業演奏会でした。これはあくまで私見、仮説みたいなものなので、根拠は薄いけど。

と言うわけでだいぶ長くなったけど、良いクリスマスをお過ごしください。



posted by 古賀慎治 at 19:09| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする