nombirato!

2015年05月31日

Olaf Ott さんを迎えて

DSC01322.JPG5月12日から26日までの2週間、文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」の「卓越教授」として、ベルリンフィル首席のOlaf Ottさんを藝大にお招きしました。卓越教授というのは僕も初めて聞く名前なのですが、このプロジェクトでお招きする先生はこう呼ぶみたいです。当初予定よりもベルリンフィルのラトル後の楽員投票のために来日が遅れてどうなるかヒヤヒヤしたけど、無事にすべての予定が終わりました。もうホントにあっという間の2週間。

藝大では僕のクラスは通常1時間のレッスンを組んでいるのですが、Ottさんはベルリンでもそうしていると言うことでひとりあたり90分レッスンを2回を取ってくださり、学生たちにとっては今までに経験したことのない本当に刺激的で充実した2週間でした。

2週間の間には個人レッスンのほか、「オラフ・オットを迎えて」と題した奏楽堂でのコンサートも企画。そのためにオルガンとの合わせ、トロンボーン14重奏のリハーサルや、クーツィールのカルテット小協奏曲の合わせ、吹奏楽とのクーツィールとブルジョワ協奏曲の合わせ、実技試験の採点とかおさらい会を聴いてもらったりなどなど、連日予定でいっぱい。GR002125.JPG最終日には急遽オケスタをやろうと言うことになり、学生たちを集めてOttさん、僕、大学院卒の村上さん、石川先生、大学院テューバ在籍の田村君による即席セクションによるブラームスやブルックナー、ワーグナー、マーラーなどを演奏しました。

こんなに忙しくて大丈夫なのだろうかと、予定を組んだ張本人が心配しても説得力がないのですが、終わってみて思うのは本当にタフだなぁと言うことです。

レッスンは通訳を置かず学生たちがカタコトの英語で挑むわけですが、心配したコミュニケーションの取りにくいトラブルもなく、最後はみんなOtt先生と仲良くなれて、またOttさんも藝大と学生たちのことを気に入ってくださって本当に良かったです。

レッスンを何回か見学しましたが、ドイツ流のかっちりした理論立てられた奏法と、インターナショナルで柔軟なアプローチのちょうど良いバランスの取れた素晴らしいレッスン。スローカーさんのように、交互に吹いて先生を真似るというレッスンスタイルもまた効果的。みるみる生徒が変わってゆくのは本当に見事でした。

学生たちにはぜひ国外に目を向けて欲しいと言う思いもあり、また僕自身が大学時代にバンブーラ先生から2年間レッスンしていただけたと言うことを今の学生たちにも経験させたいと言うこともあって、頑張ってみました。大変だったけど、今年の管打コンクールやこれからのオーディション関係で徐々にでも結果に結びついてくれるんじゃないかと期待してます。


それから「5月22日トロンボーンの日」ですが、藝大はOttさんを迎えてのトロンボーン三昧の一日でした。曲目は最初に奏楽堂の誇るパイプオルガンとのコラボでギルマンとエベンの2曲。プッチーニ「トスカ」の井元さん編曲版14重奏。休憩後に吹奏楽の伴奏でブルジョワのコンチェルトとクーツィールのカルテットのための小協奏曲。この演奏会のハイライトはブルジョワの3楽章。聴いたことのない速いテンポにびっくり。客席も大いに沸きました。


コンサートの企画というのは、自分にとってほとんど初めてのことで、今回は企画から本番までの日数が短く、本当にいろんな方々に助けられながら、ようやく実現することが出来ました。心より感謝致します。


といった感じの怒濤の2週間でありました。

最後にスナップ写真を貼っておきます。
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posted by 古賀慎治 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月29日

_φ(・_・


こういうこととか投稿予定、、、

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posted by 古賀慎治 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月07日

宇宙戦艦ヤマトにまつわる話(修正後)

朝日新聞は残念ながらとっていないのでこんな貴重な連載を知らなかったとは!

迂闊だったけどネットで読めて良かった。情報もとは同世代の弟(笑)。ここで記録として残しておこうかと思う。

朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/

「ヤマトをたどって」と題し太田啓之さんのコラム記事が2月25日から3月11日まで11回にわたって夕刊に掲載されたそうです。幸いにも朝日新聞のサイトで読むことが出来ます。

朝日新聞デジタルの検索結果ページ

第一回 宇宙戦艦、憧れと戸惑い
http://www.asahi.com/articles/DA3S11620811.html

以下、第十一回まで続きます。読める記事の数は一日3本と制限がありますが、無料の読者登録をしてログインすると全文が読めます。時間が経つとリンク切れになったりするかもしれません。


今までに「宇宙戦艦ヤマト」に関する評論っぽいのは、どちらかというとファン目線だったり、または制作者目線が主流だった。僕は第1作のファンではあるけど、さらば以降はあまりリピートして見ていない。そういう意味では去年まで続いた新作2199は久々にリピートして楽しめた。

とはいえ、多くの第1作からのファンの方々と同じように、なにがしかの物足りなさ、空虚さを感じていたのは事実。

今回の連載記事は、どちらかというと今までになかった目線での取材がなされていて、非常に興味深い。第2回と3回にある庵野秀明さんの言葉が今回の連載の核心部分じゃないだろうか。

「宇宙戦艦ヤマトは、戦争に負けた国でしか生まれない作品だと思います」


「当時の人々の……太平洋戦争に対する無念さ、口惜しさ、空しさ、悲しみ、怨念、そして願望等が塗り込められた作品だと思います」


「そもそも戦艦大和が旧帝国海軍の象徴であり、ヤマトはそれを改造して生まれ変わった。戦争とつながっているとしか言いようがない」。


「バラン星は地球とガミラスとの中間に位置し、太平洋戦争におけるハワイと同じ位置づけ。九州沖で沈没した戦艦大和がよみがえり、そのまま米国の西海岸へと逆侵攻する物語にも見える。ヤマトの作り手は戦争体験を引きずった世代。大和を題材とすることで、本人たちが意図しなくても、そういうイメージが自然に出てきてしまったのでは」。



僕は、多少の影響は感じていたものの、ここまで第二次大戦の影響を色濃く引きずった作品だとは思っていなかった。西遊記をベースにしたストーリーと言う印象が強かった。制作された1974年が敗戦から29年と言うことは、40代で制作の中心にいた人たちのほとんどが戦争経験者だった。大和という特別の戦艦を物語の中心に据えたわけだから、それ相当の想いの中で制作が進行したのだろうか。制作者同士での意見の衝突というのは有名な話だけど、日本人が戦後の敗戦のトラウマから立ち直っていくために、その意見の衝突は必要なプロセスだったというような説を読んで、そうだったのかと胃の腑に落ちた感じがした。人間の命の尊さを「死」をもって表現しようとする人と、とことん「生きる」と言うことにこだわり抜くことで表現しようとする人の間で、制作者も本気で戦っていたわけだ。

第2作「さらば」以降は徐々に「生きる」ことにこだわった人たちが現場を去ってしまい、僕にとって興味のない話になってしまった。「さらば」では僕も映画館で涙を流した一人だけど、今思えば、プロデューサーに一本取られたなと言う感じがするな。その後「完結編」もテレビシリーズも一応全部見ているけどほとんど覚えていない。やっぱり第一作の出来は素晴らしいと思う。これで現代に生まれた2199に足りなかったのは、プロデューサーでも監督でもなかったということが明らかになった気がする。むしろ今リメイクした方々は本当によくやってくれたのだと再認識した。

記事を最後まで読むと、ヤマト後のガンダムやジブリに続くお話などかなり興味深い記事です。ぜひ朝日新聞デジタルでお読みください。



posted by 古賀慎治 at 01:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 2199 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月06日

オホーツク紋別音楽セミナー2015

今年も要項が発表されました。Web上ではまだのようです。

トランペット・トロンボーン部門は8/3〜8/8の開催です。いつものように紋別市民会館と紋別市文化会館が会場です。講師陣はトランペットが杉木峯夫先生、松田次史先生、佐藤友紀先生、トロンボーンが栗田雅勝先生、黒金寛行先生、そして僕です。ピアノは下田望先生、城綾乃先生です。

毎日ふたコマのレッスンと、伴奏合わせ、そして最終日にオーディションと発表会があり、ソロとアンサンブルを演奏して成果発表します。受講資格は特に定めてありませんので、プロアマ、初級中級上級問わず参加をお待ちしております。持ち込む曲やエチュードも自由です。8人の先生方と過ごす中でもらえる、それぞれ違った視点からのアドバイスがきっと役に立つと思います。

主催は紋別市教育委員会、主管はオホーツク紋別音楽セミナー実行委員会。詳しいお問い合わせ、パンフレットの請求などは

実行委員会
shakaikyouiku@city.mombetsu.lg.jp

までお問い合わせください。締め切りは7/3となっていますがお早めにどうぞ。


posted by 古賀慎治 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月15日藝大ウィンドオーケストラ史上初のCD発売


藝大ウィンドオケ史上はじめてのCDアルバムとなる「A.リード&C.T.スミス/東京藝大ウインドオーケストラ」がブレーンミュージックさんから5月15日発売のアナウンスがされています。


演奏:東京藝大ウィンドオーケストラ
指揮:山本正治
収録:2015年3月28−30日 東京藝術大学奏楽堂

収録内容
 
アルフレッド・リード(Alfred Reed)
1. 序曲「春の猟犬」
2. アーデン森のロザリンド 
3. エルサレム讃歌
4. 主よ人の望みの喜びよ/J.S.バッハ(アルフレッド・リード)
 
クロード・トーマス・スミス(Claude T. Smith)
5. 華麗なる舞曲
6. ルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲
7. フェスティヴァル・ヴァリエーション

春休みはこれに没頭しておりました(^^;)
パート練習、分奏して合奏して、収録して、そして編集してと。トロンボーン的には、過去最高の音符の数吹きましたよ。日付を見ていただけるとわかると思いますが、3月の末に収録して5月15日にリリースってかなり早くないですか??裏方の皆さんは本当に大変だと思いますが、おかげさまで良いものが出来ました。ぜひお聴きくださいね。



posted by 古賀慎治 at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする