nombirato!

2015年12月04日

東京アカデミックウィンドオーケストラ


師走の月1本目の投稿。気がつくとブログのカウンターが「50200」になっていて、おそらく12月1日あたりに大台を超えたものと思われます。


吹奏楽オリジナル名曲選VOL10.jpg先日ネットのオークションをつらつらと見ていて、「吹奏楽オリジナル名曲選VOL.10」というものが目に止まった。収録曲目を見てどうやら自分が参加したものらしいと感じたので即落札。

「東京アカデミックウィンドオーケストラ」はのちにジャパンスーパーバンドと改称して活動していたプロの吹奏楽団。1980年代後半の一時期、大学生だった頃に声をかけてもらって音楽鑑賞教室とか、レコーディングにたくさん参加させてもらった。駆け出しの僕にとって本当に貴重なプロとしての演奏体験だった。若くて上手くてやる気に満ちたメンバーの吹奏楽団という印象が残る。そんな中に参加させて貰えて今思えば本当に幸運だった。ジャパンスーパーバンドになってからの参加はなかったと思う。

当時はアナログからデジタル録音への過渡期で、おそらくデジタルで収録されていたんじゃないかと思うんだけど、最初の発売メディアはLPレコードだったと思う。今のデジタルでの収録は、技術が飛躍的に進んだこともあって、編集のための素材を長いテイクも短いテイクも、とにかくたくさん残すことが出来る。30年前はハードディスクでは無くDATか他の磁気テープに記録していたはずで、基本的に現代のようにたくさんのテイクを重ねることはしていなかったと思う。その分ディレクターさんのモニター室からの指示、注文に必死で応えるように演奏していたと思う。今よりはたぶん集中の度合いが高かった。今はテイクを時間が許す限り残せるので、納得いくまで繰り返すことが出来る。どちらが良いのかというのは分からないけど、古い方が集中度の高い熱い演奏になりやすかったという印象がある。

僕がまだ二十代当時、録音には2〜3回程度参加させてもらったと記憶していたんだけど、完成品を聴く機会はほとんど無くて、そのままになっていた。CD化されているなら聴いてみたいなとずっと思っていたのだが、バンドの名前を冠にしたアルバムでは無かったために、今回購入したアルバムのように一見どこが演奏しているのかワカラナイCDタイトルになったり、収録曲目がばら売りの再編集されたりで、なかなか見つけられなかった。

自分も演奏した曲目をいちいち記録していないので、30年以上前の記憶のみが頼り。今回落札したCDアルバムは、収録の長さからしてLPレコード2枚からの編集ものと思われるんだけど、わりとはっきり覚えている曲名が前半3分の2以上あって、最後の方もかすかに記憶にあったりして。実際は自分が吹いているのかどうなのか、ブックレットには収録時のメンバーの記載は無いので分からないけど、後半の一部を除いてほぼ自分の演奏で間違いないと思う。

しかし約30年も前の記憶ってどうなのかと思ったんだけど、音楽というのは何となくだけど覚えているもので驚いた。今となっては誰と一緒にセクションを組んで吹いたのかも思い出せないし、収録した会場もどこだったのやらさっぱり。情けないな。トランペットやホルンのトップの方のサウンドは良く覚えていた。

録音当時は、プロとして見習いの自分がどんな感じに吹いていたのか、興味津々で聴いてみたんだけど、これが本当に自分なのか?と言うのが第一印象。でも良く聴いていくと所々に自分の癖みたいなものも感じるし、今生徒に対してこうは吹くなと言っていることはやってない(^^;)。しかし音も思い切りの良さもなんだか若いな(笑)。たぶん前もって楽譜をよく練習していたと思うので、その分記憶に残っていたのだろう。しかし何とも不思議な若い頃の自分との再会だった。


posted by 古賀慎治 at 01:38| Comment(2) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする