nombirato!: 佐賀と言えば・・・

2013年03月04日

佐賀と言えば・・・

DSC00978.JPG先月“さがブラスクインテット”で佐賀公演に行って来たんだけど、あれこれ考えているうちに日にちも経ってしまい、アップすることもまとまらないので、「佐賀のこと」カテゴリを作って、分けて書いて行こうかなと思います。写真は佐賀駅内某所。30年変わらぬ風景を見て安堵するところ。奥のラーメン店と手前のコーヒー店はもう黄金の組み合わせ(笑)

佐賀については、生まれたところでもあり、両親も親戚も友人達も元気に暮らす、僕にとって特別な場所。しかし、今はもう年に1回帰るかどうかという感じで、遠きにありて思う場所になってしまった。年齢と共に故郷への思いは強くなってきた気がする。

で、大学時代から今も帰省すると必ず寄るところがある。それは佐賀ラーメンの店。またラーメンネタかと言えばそれまでだけど、今回はチト突っ込んだ話にするつもり。



佐賀ラーメンの代表格と言えば、小さい頃から東京に住みだしても、社会人になってもずっと「一休軒」だった。その一休軒が一昨年だったかついに閉店と、知人からメールをもらって、それはもう残念な気持ちでいっぱいだったし、長年僕たちに佐賀のソウルフードとして美味しいラーメンを提供してもらった感謝の気持ちでいっぱいだった。

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閉店した「一休軒」跡。しかし別の経営者が現れて新たに名前を継いで店を出すと言う話をネットで知り、これはもう行かねばなるまいと心に決めていた。さがブラスの演奏会の後、特急電車に乗るまでの間に何とか時間が出来たので、さがブラスのメンバーで新しい「一休軒」に行って打ち上げ。

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新・一休軒は今風の清潔で明るいお店に生まれ変わっていた。カンバンを替えればカフェにもなりそう。実は前もって見ていたネット上の評判はあまり芳しくなかったので、心配ではあった。以前の店ではおばちゃんが注文を取りに来てくれたものだけど、これも今風に券売機になっていた。そこには「替え玉」ボタンがあって、佐賀ラーメンに替え玉はあってはならない!と叫びたくもなったが、夕方の開店時間前に入れてもらったので、そこは大人しく(笑)。

程なく出されたラーメンは丼が黒で、趣がかなり違って戸惑ったけど、一休軒の味と言うより佐賀ラーメンの味がした。美味しかった。もちろん一休軒と名乗るからには・・・と厳しい意見を言いたくなるのは理解できるけど、僕は応援しようと思った。しかし替え玉はいかんねぇ(^^;)

当記事冒頭の写真奥のビッグワンというラーメン店、こちらはもともと一休軒出身のご主人がいらっしゃったのだけど、この長い年月の間どういう変遷があったのかは知る由もなく、僕らはただ今のラーメンを食べるだけ。お店が出来た頃は本当に良く通ったものだ。一時期全く行かなくなったのだけど、旧一休軒閉店後はまた行く機会も多くなりそう。

ビッグワンでは寸胴鍋の前で麺を茹でるご主人と、丼を並べたり具を乗せたり、また麺の量を平均的になるよう調節したりするするおばちゃん(これはなぜかおばちゃんでないといけない)。そして、注文を聞いてくれたりお勘定をする係とおぼしきお姉ちゃんと。この3人体制というのがもっとも安心感がある。大きな声の佐賀弁で仕切るのはもちろんおばちゃん。

佐賀ラーメンというのは他の地方の人々から見ると「豚骨ラーメン」と一括りにされるんだけど、その地方に根付いた食べ物というのはその地方なりの特色があるもので、佐賀の豚骨ラーメンは優しくてあっさりしたお味です。こちらのブログでは「滋味哀愁」と表現されてます。まさにその通りのラーメン。福岡の港、市場周辺で発展してきた長浜ラーメンには替え玉がよく似合うのだけど、佐賀の風土、人々の気質には似合わない。そして麺は「バリカタ」ではなく、のんびり茹でるやや「やわ麺」が標準。

佐賀から上京したての頃は、しゃかりきになって佐賀ラーメンのような豚骨ラーメンをあちこち探したものだけど結局は見つからなかった。今は本当にたくさんのラーメン店があって、豚骨ラーメンを食べたければ普通にすぐ食べることは出来る。でもやはり一休軒で育った自分は佐賀ラーメンを食べたいのであって、今の心境としては佐賀に帰省したときに食べられればそれでいいや、、、という心境。僕の「さがんもん」としてのアイデンティティは実はラーメンにあるんじゃないかと思う今日この頃です。

ラーメン編はこのあたりで。この話題ついつい長くなってしまいますな(笑)。

(今は年齢的にも体のこともあるし、そんな頻繁にラーメン食べてませんので、あしからず^^)

posted by 古賀慎治 at 01:18| Comment(6) | TrackBack(0) | 佐賀のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も2/10演奏会を聞く前に食べログで見つけて直行しました。昔の南里跡地について、ここだー!と見上げるとちょうど玄関から出てくる客がなんと藤野さんだったよ。声かけたら、おーお前もかーて満足そうな顔。考えは同じだねーなんていわれて入店。ちなみに食べた感想を聞くとちょっとパンチが今イチかなーと野村総研的辛口だった。僕はつゆがすれすれの白どんぶりが黒に変わっったのが変わったなーって感じ、替え玉はいらんばい。よね
古賀君に近く大財の春駒という食堂の皿うどんをおすすめします。私の最後飯に選んだ佐賀の味で毎回帰省のときに出向く店です。
Posted by 末次敏彦 at 2013年03月07日 06:56
懐かしくてコメント。
高校時代、村岡淳志と三人で音楽室で遊んでいたのを思い出しました。
しんちゃんと淳志は、本当に飽きもせず、マウスピースを口から離すことなく練習をしていたね。
当方は、25年程東京で暮らして、今は、福岡暮らし。毎週佐賀方面に行ってるけど、一休軒が新しくなったことは、つゆぞ知らず。
しんちゃんがそんなにラーメン好きだったとはブログを読んでビックリ!
でも、券売機は悲しいね。
話は変わるが、2月10日の演奏会に娘(5歳)を連れて行こうかと思って調べてみると、未就学児不可とのこと。
小さい子も聞ける演奏会が増えるといいなぁ!

Posted by 笠原 at 2013年03月08日 22:00
>末次君
ずいぶん経ってしまったけど、佐賀まで来てくれてどうもありがとう。佐賀もホント変わったよね。しかし野村総研的辛口とは・・・なるほど(笑)。春駒さんの名前は聞いたことあるよ。是非一回行ってみたい。自分の最後飯って何だろうなぁ。佐賀の味に回帰するんだろうなと言う感じがしてますが、少ない帰省の機会を使って最後飯を探すというのもいいかもね。


>笠原君
これはこれはお久しぶりです〜。お堅いお仕事なんですね(笑)。いや、僕の職業の方が柔らかすぎるのか(^^;)。当欄もご覧いただいてありがとう。僕のことをしんちゃんと呼んでくれるのはホント一部の人だけなので嬉しいです。一休軒はじめ、佐賀ラーメンは佐賀にいた頃はあまりに当たり前に食べていたんだけど、佐賀を離れて長くなればなるほどその味が恋しくなると言うか、ホント懐かしい味だよね。

2月10日はいらっしゃったのでしょうか?今回は主催者の判断で未就学児不可となっていたと思うんだけど、それは申し訳ありませんでした。クラシック音楽の演奏会でお子様OKとか、0歳児からのコンサートなどずいぶん増えているとは思うんだけど、九州ではどうなのかなぁ。
Posted by 古賀慎治 at 2013年03月14日 04:19
新しい一休軒、行かれたのですね。気にはなりつつなかなか行く機会がありません。
広島のお店もどうなんでしょうね。
ところでビッグワン、和蘭豆とも健在で嬉しいです。ビッグワンと言えば、少し安くてチャーシュー抜き(かわりにさくらんぼが乗っている!)の学生ラーメンと言うのがありましたが、私的にチャーシュー抜きは許せないので注文したことはありませんでした(笑)
Posted by MASAKO at 2013年03月26日 11:11
新しい一休軒、チャーハン(佐賀的にはヤキメシと言って欲しい)や餃子もメニューに加わっていますよ。チャーハンは作るところを見ると結構びっくりします。

広島は是非行ってみたいですね。いやホント。

ビッグワンの学生ラーメン(ヤングラーメンと言ったか??)チャーシューの代わりのさくらんぼがお茶目でした。他になんとスープだけと言うのもあって、スープだけおかわりしたことがありますよ。懐かしい思い出です。

Posted by 古賀慎治 at 2013年04月02日 14:54
九州中の豚骨ラーメンを食べ歩いていますが、
福岡は創作ラーメン化傾向にあり、
本来の豚骨ラーメン率は佐賀が一番だと思います。
一休軒本店は広島へ移転しましたが、
成章→佐北fg:田中が食べたところ、
味も変わったような印象だったそうです。

一休軒出身者のお店であれば、…
・島田洋七がPleaseで紹介した八戸にある「幸陽閣」
(呼戻し系に勝るとも劣らない佐賀ラーメン)
・呼戻し系であれば、南バイにある「ぶらっくぴっぐ」
(自家製平打ち麺が好きです)
・あっさり佐賀ラーメンなら愛敬にある「成竜軒」
(高木瀬の本店よりこちらが好きです)

一休軒鍋島店出身ですが、
・佐賀県一の呼び名が高い西川副にある「いちげん」
(私の分類では進化系佐賀ラーメン)

一休軒出身ではありませんが、
・個人的に好きな佐賀ラーメンは、
亡き大将が独学で立上げた諸富にある「大臣閣」
(自家製麺ではないのが残念です)

その他、
・唐津市石志にある「田の久」
(順番待ちの記帳台があるほどの人気店です)
・長崎のかんしゃく魂出身で大和にある「喜隆」
(私の分類では長崎豚骨です)
・唐津市菜畑にある「一竜軒」
(以前渋谷にあった一真軒や
門司にある圭順が目指しているそうですが、
個人的には一真軒や圭順の方が好きです)
・武雄にある「来久軒」
・三田川にある「大久」
…参考にしてください。(^^;
Posted by 15va at 2016年01月10日 00:43
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