nombirato!: 宇宙戦艦ヤマト2199のA(ラ) (加筆済)

2013年11月16日

宇宙戦艦ヤマト2199のA(ラ) (加筆済)


早く書かなきゃなーと思いつつ延び延びになっておりました。宇宙戦艦ヤマト2199の私的感想まとめを書いてみたいと思います。実は長文3本途中まで書いてはボツにしました。4回めは推敲したのに依然として長いのでご注意を(笑)

2009年12月公開の「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」と、翌2010年のキムタク実写版「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の2本の劇場版映画、そして本命「宇宙戦艦ヤマト2199」の劇場版映画7作が2012年4月からと、テレビ版26話は今年の4月から公開と言う、一連の平成ヤマトシリーズがこの9月ついに大団円を迎えた。いや、まだ来年新作の映画2199と、ハリウッドでの実写版制作のニュースも聞こえてきたりで、当分旅は終わりそうもないか。復活篇の最初の制作発表が2004年だったか?なので、約9年間にもわたって楽しませてもらった。

僕は1974年10月から公開された「宇宙戦艦ヤマト」テレビシリーズ第一作(以後1974と表記)をリアルタイムに観て、大きな衝撃を受けハマった一人だ。1974は日本のアニメの金字塔と現在では言われているけど、当時は強力な裏番組の影響もあって視聴率がふるわず、もともと39話で企画されたストーリーが放映時には26話に短縮されたほど。

しかしテレビ終了後、26話を2時間あまりの劇場映画に再編集して公開されたときから人気が爆発した。あとはご存じの通り。

続編の「さらば宇宙戦艦ヤマト」「ヤマトよ永久に」「宇宙戦艦ヤマト完結編」やテレビの「新たなる旅立ち」「ヤマト2」「ヤマトV」もリアルタイムで観たんだけど、今ではほとんどストーリーの記憶がない(笑)。1974で感じたような共感出来るところがなく、結局僕は第一作=1974のフリークとなった。

そして満を持しての平成ヤマト「2199」。僕は以前もどこかに書いたが、もしもヤマトの新作を観られるとしたら「1974」のリメイクが見たかった。1974後のヤマロスの期間はずいぶん長かった(笑)けど「2199」では、ずっと待ち望んでいたことが次々に実現し、いちファンとしては本当にワクワクと楽しませてもらった。制作スタッフの方々には素晴らしい作品を作っていただき、まさに「ありがとう」の言葉しか思いつかない。

僕は今回の平成ヤマト祭りとも言える状況は、1974を見て育った世代が、社会的に責任ある世代になり、ある程度自由にモノが作れるようになって、いわば十分に機が熟した上での制作ラッシュだったのかなと思う。きっとみんな新しいヤマトが見たかったのだ。

1974が西崎プロデューサーらにより産声を上げたころ、制作に携わった方々は当時30〜40代が中心だった。そしてその1974を見て育った世代は今現在40〜50代が中心。2199制作スタッフもその辺りが中心と思われる。

そして出来上がった2199は、ストーリーに手を加え、1974で辻褄の合わなかったところや、現代に合わないところをうまく修正しつつ、大きく進歩したアニメーション技術とCGはじめデジタル技術を駆使して、初めから映画館での鑑賞を前提にしたハイクオリティなグラフィックで作られた。

そして現在最高の配役と、ご健在の柏原満さんのオリジナル効果音、それから何と言っても宮川泰さんのオリジナルスコアをもとにした宮川彬良さん渾身の新作録音の数々。ささきいさおさんが、なんとオリジナルのキーで再録音されたオープニングテーマとエンディングテーマも素晴らしい出来。世界観の継承と新しさの部分がとても上手くバランスとれたのではないかと思う。

復活篇で不満だった部分(後に発売されたディレクターズカットでは大幅に改善された)が2199ではほとんどクリアされ、僕としては本当に楽しめる作品になった。

それでもネット上ではいろいろな発言があって、僕も同感なところも多い。1974では地球がガミラスの先制攻撃によって壊滅的打撃を受けたのが物語のスタートなんだけど、2199では地球がガミラスに先に攻撃を仕掛けたとされる理由がいまひとつ不明確とか、ドラマやセリフからは、切羽詰まった感じがしないし悲壮感が無い、音楽も全般的にテンポ遅めで1974に比べ落ち着いた印象が強いとか、不満な点は上げればいろいろあるのは事実だが。悲壮感がないのは、1974年の30〜40代のアツさと現代の40〜50代の育った環境の違いかもしれない。


最大の不満点は、やはりテレビシリーズの後半から、シリーズの顔、魂ともいえるオープニングテーマが変更されたこと。劇場版は変更なし。色んな大人の事情があったのは容易に推測出来るんだけど、まあここでは触れない方が気分を害さなくて済むか。

よって僕は2199テレビシリーズを録画してあったんだけど、全て消去することにした。今後はDVD全7巻を観れば良いし。テレビシリーズのエンディングもあまり好みではなかったし、DVDを大事にします。

DVD(Blu-ray)版は、劇場版25話部分で作画が間に合わなくて後から追加されたシーンも収録され、またテレビ版からも様々な修正が加えられて、より完全なカタチになっているようなので、これからご覧になる方は是非Blu-rayかDVD版でどうぞ。



そのDVD版の第7章一番ラストのシーン。2199での宮川彬良さんの新作は、どれもキラッと光っていて素晴らしいんだけど、最もグッと心をつかまれるシーンが用意されていた。

デスラーとの死闘に何とか勝ち抜き、イスカンダルから生還したヤマトが、波動エンジン噴射口の光の点が地球の影の部分に降下して行く名シーン。BGMは「地球の緑の丘(旅立ち〜帰還、そして明日への希望)」と題されたメドレー。「旅立ち」は地球から飛び立つシーンの名曲。そして「明日への希望」は1974のテレビ版公開後に交響組曲としてLPレコードで発売された合唱付きのこれまた印象的な名曲で、当然1974番組内では使われていない。(テレビ版2199では同じ場面、違う曲が当てられ違った演出。僕はテレビの演出は好きではなかった。)

で、これら名曲のF-durからd-mollの間をヴァイオリンの「A」の音で結んで地球に帰って行くシーンに合わせたセンスに脱帽。やられました。出渕総監督のアイデアなのか彬良さんのアイデアなのか知る由もないけど、僕は間違いなく2199全編通じて最も印象に残った名シーン。このシーンだけでまるで2199の旅の全てを象徴しているんじゃないかと。

イヤ最後の最後に魅せていただきました。このシーンがあったので僕は全て良しです。あれこれ言ってすみませんでした(笑)何度も書いてしつこいけど、宇宙戦艦ヤマト2199は劇場版、Blu-ray/DVD版を観るべし!

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m

最後に

ブっちゃん、やるなぁ( ´ ▽ ` )ノ
posted by 古賀慎治 at 01:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 2199 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうですね、地上波放映版はちょっとなあ・・・というのは、
旧作リアル世代は殆どの人が思っているんじゃないでしょうか。
やはりBD/DVD収録版がベストだと私も思います。
蛇足ながら、CSのファミリー劇場は東北新社が自社枠を持っているので、今後2199が放映される確率はかなり高いですし、その場合はBD版がほぼそのまま流れると思います。

「明日への希望」ですが、あれは彬良さんの発案じゃないかなあ・・・と私は思ってます。第7章のみの新曲依頼は出渕さんからあったそうですが、具体的な要求があったような話は未だ聞こえてこないですし。

あの曲が流れた時に、劇場で「うわ〜やられた〜」と思ったのは,
私だけじゃなかったんですね、よかったよかった(^^;
Posted by しげくん at 2013年11月17日 01:15
「明日への希望」はやっぱり彬良さんのような気もしますね。第7章まで終わってからの彬良さんのコメントはまだ見てませんが、どこかでお会いしたら絶対直接聞いて確かめたいと思います。劇場では「明日への希望」にヤラレタと思いましたが、DVD版を見て旅立ち〜明日への希望のメドレーのはまり具合にヤラレました。
Posted by 古賀慎治 at 2013年11月19日 11:27
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