nombirato!: 今年の私的振り返り

2016年12月31日

今年の私的振り返り


いよいよ大晦日の紅白も始まった時間です。毎年恒例の今年の振り返りを書いておきたいと思います。(毎度長めですけど、スミマセン)


去年から今年にかけて、実は仕事の比率を変えようとあれこれ手を打ってきました。端的に言うと演奏の仕事の割合を少し増やしたいなと。

25年間オケマンとしてやってきた演奏の仕事から大学の専任教員へ転職して5年目。オケの業務が、専任教員の仕事に入れ替わっただけで、そのほかのお仕事は継続させていただいたわけだけど、さすがに無理がたたってほころびが出来そうになって来た。

今の自分としては贅沢かもしれないけど、プロとしての演奏のお仕事を、まだまだ出来る範囲で大事にしていきたいし、現場で感じることや、ステージ上での体験、演奏の勘みたいなもの、そしてプロの皆さんから得られる情報を、教える場面でフィードバックしていくことが大事だと考えています。

オケをやっていた頃から比較的教育に関わる時間が多かったので、転職してからは演奏の仕事をお断りする場面も多く、何とかしたいと思っていたところ。

今年3月いっぱいで日本大学藝術学部音楽学科の非常勤講師を退職させていただいたのはその仕事見直しの一環。若干他にも理由はありますが。夏のセミナーも一つ辞めさせていただきました。日藝の学生達には本当に申し訳ないと思っています。卒業までは責任を持ちたかったけど、それ以上大学側に無理をお願いするわけにも行かず、前年度いっぱいでの退職となりました。

最近は大学の業務にもようやく慣れてきたなと思える瞬間が増えてきて、その割にはまだまだポカが多すぎるわけだけど、少しだけ自分の意思で周りの状況をコントロール出来るところまで来ました。過去に感じたように、自分の能力を明らかに超えるものを背負ってしまい、パンクする恐怖を感じなくて済むように、能力に応じた良い仕事が出来るように頑張っていきたいと思います。

そんなわけで、今年はオケのお仕事は思った以上にやらせていただけました。本当にありがたい限りです。いつでもピンチヒッターのボレロを引き受けられる(引き受ける気になる)状態を維持できたら良いなと思っています。


10月にはTOKYO G BRASS(金管五重奏)の演奏会も無事開かせていただいて、いろいろと得るものが多かった。プログラム的に難易度の高い曲が多くて、しかもクインテットでしっかりしたリサイタルを吹くのは本当に記憶にないくらい久しぶりだったので、最後まで吹き通せただけでも自信につながりました。それから、学生達も多く聴きに来てくれたこともあって、そういうプレッシャーも、今回初めて味わいました。

あと、実はコンサートの2〜3日前にギックリ腰をやってしまい、自分のせいでコンサートが開けないかもしれないという、今までに感じたことのない恐怖を味わってしまいました。白状すると秋口から大小3回腰を痛めてしまい、本番直前はさすがにめげそうになりましたが、幸い今年からお世話になっている鍼の先生が、特に腰痛の専門家で、前日に施術してもらい、演奏会当日は何とか演奏に支障のない状態まで回復することが出来ました。そういえば転職2年目、奏楽堂でアルプレヒツベルガーのアルトトロンボーンコンチェルトを演奏する前は右肩が五十肩?で、俺のトロンボーン人生もそこまでか!みたいな恐怖を味わいました。

肩も腰も日頃の運動不足とか、体力の低下が関係しているんだろうけど、上手くつきあって行かないといけないんだなと、痛感した一年でもありました。無理はいけないし、上手にメンテナンスしつつ、ひどくならないように対処法を編み出しつつ行きたいなと思いました。



話変わって前回投稿のように、たくさんの方々のご尽力で、藝大ウインドオーケストラの学生たちや先生方とアメリカ・シカゴの「The Midwest Clinic」に参加できたのは大きな出来事でした。別欄で感想文も書こうと思っていたけど、とりあえずここに書くか。

僕自身アメリカへの旅行は初めてで、週間予報で氷点下20度になる日もあって、ほぼ毎日氷点下の世界のシカゴはいったいどんなところなんだろうと、多少の不安と、興味津々で行ってきました。不安は言うまでもなく、長時間のフライトによる腰痛とかね(笑)


成田空港で、楽器の積み込みで一悶着あり、そこでかなりのエネルギーを使ってしまいました。トロンボーン、ユーフォニアムあたりの微妙なサイズの楽器に関しては、特例条項でも設けて欲しいところです。帰りのシカゴ空港ではあっけないくらいスルーされましたから。日本人は仕事に生真面目というのを痛感しながらの12時間弱のフライト、機内は腰当てのクッションも用意されて、食事も美味しかったし、快適そのものでした。

なかなか寝られなかったので、現地時間の朝に到着してからのチェックインまでがきつかったけど、時差ぼけは初日しっかり寝られたのでほぼ感じなくて済みました。

到着して最初に大型スーパーに寄ったんだけど、そんなに買うものもなく併設のスターバックスでラテを飲んでました。日本のように店員さんはにこやかでもフレンドリーでもなく、まあこんなものかと思っていたところ、店員の女の子が展示棚の下の扉を開けて、販売用のタンブラーやマグカップを出していたようで、その扱いの雑なことと言ったら・・・で、案の定ガッチャーンと言う音とともにマグカップが破壊(^^;)でも平然としていたなぁ。

建物のサイズ、車のサイズ、列車のサイズ、いろんなものが想像以上にビッグでしたね。サイズの大きな人も多かった。

食事は、ほぼ毎回レストランに連れて行ってもらう訳だけど、付け出しのようなタコスとか、ポテトチップとか、あとおかわり自由な飲み物で、運ばれてくるコーラなどのサイズ、本当に大きいですね。そんなに飲み食いできないよ、、、と毎回つぶやきたくなる感じ。

ホテルの朝食が唯一自分で量を決められるバイキング形式だけど、その際にカウンターでオムレツを作ってもらうコーナーがあり、刻んだピーマンとか、ベーコンとか好きなだけ具になるものを選んで皿にとり、順番にオムレツにしてくれるというシステム。その時に見ていると、まあ使う卵の量も、予め溶いたものなので想像でしかないけど、3〜4個は軽く行ってそうだし、ぱっと振り入れる塩の量とか、油の量が、日本人の自分からするともう見ていられない(笑)。万事そんな感じを受ける食事と、豪快にミルフィーユのごとくハムが挟まれたサンドイッチが食事でした。

ツアー中、一日だけ観光の時間を取ってあって、そこでバストロの鈴木がシカゴシンフォニーのチャールズ・バーノンさんのレッスンを受けに行くという話を持ってきたので、単独行動はだめよって事で、僕もついて行きました。まあ役得ですよ。

一日二公演の休憩時間という貴重なお時間に見ていただけて、本当にバーノンさんには感謝しています。言うまでもなくバーノンさんの素晴らしいサウンドとプレイを目の前でたくさん聴かせていただきました。もちろん勉強になること多々あって、とても良いレッスンでした。氏のエチュードに書かれていることの確認、理解につながったのが一番の収穫です。


現地での学生たちの演奏は既報の通り本当に集中していて良い演奏だったと思います。


アメリカは本当にスケールが大きく、人々はおおらかで陽気で優しくて良かったんだけど、最後に感じたのは、規則に忠実、仕事に誇りを持って忠実にやっているのは日本人だけじゃないよという話。

初日の空港から毎日の移動、最後の空港まで、ほぼ一人のフランクさんというドライバーが担当されたんだけど、前の方の席に座ったので運転の様子が手に取るように分かる状況で、フランクさんは大きなバスを、本当に安全に運転されていて、実は今回のアメリカ旅行の中で一番感心したくらい感服ものでした。道路が混んでいようとすいていようと、車線変更やら左折するときの運行の仕方とか、あらゆるものに動じない、安全に誇りを持った運転だと、ずっと感心しながら見ていました。

事故もなくて楽しい旅行になって本当に良かったと思います。




しかし、ブログを読み返したけど、明らかに記事の本数が減りましたね。文章は無駄に長いけど、、これはどうしたものかと(笑)

実は電車通勤から自動車の通勤になってしまったので、電車内でブログの作文という以前のパターンが出来なくなったこともあるな。今は週1で電車に乗ろうと決めたわけだけど、朝の電車ではほとんど仕事関係のメールの返事を打っているという(笑)感じで、当欄の作文にはならないかな。何かぼそっと思いついたときはTwitterに投稿したりしているので、本当ならTwitterの投稿をネタにして当欄の作文に繋げられたらいいんだけどね。


というわけで、今年も駆け込みですが最後の記事一本を上げておきます。

今年も最後までご覧いただきありがとうございました。来年も皆様にとって良いお年でありますように。


posted by 古賀慎治 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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