nombirato!: サウンドに対するキホン的な考え方1

2017年01月26日

サウンドに対するキホン的な考え方1


今を遡ること30年??ミシェル ベッケさんの公開講座を受けさせて頂いた時の話。これも生徒達にはよくするハナシだなぁ。

ベッケさんと久々に会って舞台上でレッスンを受けました。レッスンが終わって廊下かどこかでベッケさんと立ち話をした時に、当時まだ非常に珍しかったセイヤーヴァルブ(今のアキシャルフローヴァルブ?)の楽器を入手したばかりだったんだけど、ベッケさんはそれが珍しかったらしく、ちょっと吹かせてくれと言われました。

で、聞こえてきたベッケさんのサウンドは皆さんご存知の通り、世界一の超美しいサウンドなのです。彼のクルトワの楽器でなく、僕のBach(マッピも)から、まごうことなきベッケさんの華麗なサウンドが聞けました。鳥肌が立ちました。僕の楽器が一番輝いた時だったかも知れない(笑)。いや、そうならないように、僕の楽器から一番良い音は僕が出すんだと思いながら早30年、今もメインの楽器として頑張ってます。

トロンボーンや金管楽器は、楽器を替えたり、マッピを替えたりすると音は変わるけど、一時的なもので、結局その人が持っている音になります。たとえ1千万円で完全にベッケさんの音が鳴るならば、借金をしてでも欲しいわけですが、そんなことはありません。僕の楽器からベッケさんの音がすることも、実際あったわけです。

楽器ではない。個人の感覚が成長していかないと、サウンドは成長しないと、確信した出来事でした。

posted by 古賀慎治 at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | my favorite saying | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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