nombirato!: 日々雑感

2012年12月31日

2012年の振り返り

もうそこまで新年が迫っておりますが、間に合うか??

今年は自分にとって大きな曲がり角を曲がった年でした。長年オーケストラでの演奏活動をメインにやってきたのですが、大学での後進の指導という方向に仕事の舵を切ったわけです。もちろん演奏活動は続けていくつもりですが、今年は新しい仕事に慣れる時間ということもあって、なかなかハードで慣れない時間を過ごしてきました。

自分の予定表の眺めもガラリと変わり、振り返るだけでお腹いっぱいです(笑)。

春から梅雨入り頃まではとにかく無我夢中。今思えば周りのことが良く見えていなかった。これは反省しております。しかし、大学の運営面での仕事が結構重かった気がします。この方面はまだまだこれから勉強、そして経験を積んで上手くこなせるようにならないといけないなと思います。

夏は紋別へ。音楽セミナー講師というのも初めての経験。約1週間の間、生徒の皆さんと大自然のもと有意義な時間を過ごせました。

秋から冬、大学では後期ですがこれは時間が経つのが早かったですね。すぐに試験ラッシュと言うことになり、大学の専任教師の仕事の醍醐味を味わいました(^^;)

オケの仕事や演奏面では、都響の最後の演奏会、マエストロ インバル指揮のマーラー大地の歌はことのほか印象深く、また都響のメンバーの皆さんに温かく送り出して頂けて、もう本当にどんな感謝の言葉も思いつかないほど感激でした。約25年もの間オーケストラで演奏できたのを幸せと言わず何と言えばよいのか。良き思い出であり宝物です。

他には、卒業後すぐに声をかけて頂いたオーケストラアンサンブル金沢さんや東京フィルハーモニー交響楽団さんにもとても感謝してます。今後ともよろしくお願いします。

そろそろBUNKAMURAの威風堂々が最後の方にさしかかってきました。

皆さま良いお年をお迎えください。新年が良き年になりますように。


古賀慎治
posted by 古賀慎治 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

近況とか雑感とか


すっかり更新が滞ってしまい、見に来ていただいた人には申し訳無く思っております。今回は例によって思いつくままに近況とか雑感などを書いてみたいと思います。


金沢では(ご本人は名前とか写真を出すのを好まれないのでお名前は伏せます^^)この業界では知らない人はいない程の大物の方と、これだけ長い間この世界で生きてきたのにもかかわらず、なんと初めて飲みに行きました。もちろん僕よりもベテランの方で、いろんな興味深い話やら、内緒の話(^^;)を聞けて、本当に良かったです。

詳しく書けなくてホント申し訳ないのですが、今までその方に持っていたイメージが180度変わりました。人と直接腹を割って話すと言うこと、やはり大事ですね。僕はお酒が飲めないので、どうしてもお酒の席でのお付き合いというものが、普通の人より少ないと思うのですが、しかし、自分の考え方や、演奏、目指すサウンドとかをそっちで良いよと認めていただけたり、これから大学の教員として持つべき心構えとか学生達に相対する心構えとか、本当にいろんなことを考えたり得ることの多かった金沢のお仕事でした。

金沢では、オケの練習や本番以外の時間は、東京近辺にいる時より、実は自由時間が多いので、写真撮りに出かけたり、そして何より楽しみなのが、僕が今までオケの団員としてなかなかお付き合いの無かった方々と交流できたり、有意義な時間を過ごすことが出来ます。もちろん演奏ということを通じた刺激を受けることが最も楽しみなわけですが、呼んで頂けて本当に感謝しています。


そのOEKの定期の翌日、佐賀に移動して佐賀のジュニアフィルで1曲だけですがソロを吹かせて頂きました。アンコール1曲はゲネプロ後に決めました。なにせ時間が無かったので、地元の方々へのご連絡やご挨拶できなくて失礼いたしました。もう少しオケ中に入って一緒に吹いたりとか出来たら良かったのですが、ホント申し訳ありません。それでも忙しい中聴きに来てくれた同級生(僕の演奏には間に合わなかったらしい^^)や、お世話になった先生方、先輩後輩と、お会いできて本当に楽しかったです。

ただ、今年も吹奏楽コンクールの全国大会にコマを進めて頑張っている母校のトロンボーンの子と話が出来て良かったです。基本的に佐賀の人々は自分を含めてシャイなので、なかなか積極的に話しかけて来られることが少ないのですが、これからもぜひ地元に帰ったらよろしくお願いします。ちなみに来年の2月には「さがブラス」の演奏会で再び文化会館のステージに立ちます。とても楽しみです。



それから、このところの大学での仕事とかあれこれ。実を言うと自分の職務上というか身分でここに書いて良いこと、悪いことの線引きがまだ良くわかっていなくて、書きたいネタはあるんだけど、なかなかキーボードを打つまでに至らないと言う感じです。赴任して間もなくの頃は何が何だかわからなかったことも、今は少し見えるようになって来たと思っているのですが、、、


まぁしかし後期は時間が過ぎるのが本当に早く感じますね。こなさなければいけない仕事が溜まる一方で、一つ二つと、片づけてはいるのですが、またすぐ自分の所でみるみるうちに積み上がってしまう(笑)と言う、今はそんな感じです。実際はそんな大げさではないんだけど、本当に自分は仕事の出来ないタイプの人間だなぁと痛感しながら日々が過ぎて行く、、、いや、気分的にはネガな感じではないんだけど、限られた僕自身のリソースを、もう少し学生達の方に振り向けたいなぁとあがいております。とりあえずこの暮れから年度末にかけて、トロンボーンのオーディションラッシュなので、僕も気合いを入れて行かないとね。
posted by 古賀慎治 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月31日

金沢にて


オーケストラアンサンブル金沢(OEK)に乗るのも年内はこれで最後。明日は定期演奏会。

プログラムはいわゆる東欧特集です。コントラバスコンチェルトは、ソリストには非常に高度なテクニックが要求されている上に、伴奏オケ側にも相当高度な技巧が要求されています。ソロは凄い集中力だと思うし、本当に音楽的で素晴らしいです。

トロンボーンは1本で、トランペットはナシ。孤軍奮闘な感じですが、ソリストのマルガリータさん、とても良く声をかけてくれるので、あまりナーバスにならずに、程よいテンションで本番に臨めそうです。しかし、コミュニケーションとるのがうまいなぁ。

OEKは首席のポジションに、外国から来ているプレーヤーが多く、練習中も休憩中も色んな言語が飛び交ってます。全く違和感なくて、自然なところが素晴らしい。

ドヴォルザークの8番は僕的に非常に好きな曲。自分はドヴォルザークが好きなんだなと再認識。

今をさかのぼることン十ン年、、、大学出たてでフリーだった頃に九響に1ヶ月も呼んで頂いたことがあって、当時在籍されていた高橋さんの下で吹かせてもらったのがドヴォ8デビュー。

トロンボーンは至るところに目立つフレーズがあって、今でも1stの席に座ると、隣で聴いた高橋さんのあの伸びやかで張りがあってぬけの良い明るくて美しいフォルテシモを追いかけている自分に気がつきます。いつかはああいう音を吹きたいものだ。



posted by 古賀慎治 at 18:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

藝祭終了

DSC00308.JPG藝祭が終わりました。写真はMANTO VIVOの最後のステージを撮ったものです。もう大盛り上がりでした。

藝祭を見たのはかれこれ27年ぶり??ですかね。実は卒業して一度も見に来たことが無かったのですが、見に来ておけば良かったなと今更ながらに思います。自分の中では学生当時に戻ったかのような気分もあるわけですが、藝祭は学生たちのもの。とりあえず新任の教師としては見守るのみです。

しかしVIVOは楽しい。自分たちの頃と頭の中で無意識に比べているわけですが、もう当然ながら今の学生たちはめちゃくちゃ上手い。才能豊か。テクニックもすごい。アドリブもみんなサマになる。

酔った勢いのみだった当時が懐かしいなぁ(笑)。
posted by 古賀慎治 at 20:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月29日

F.DAVID 小協奏曲考

この夏は東京音楽コンクールと日本管打楽器コンクールという二つのコンクールが重なったこともあって、本当に何回DAVIDのレッスンをしたのだろう。過去最高なのは間違いない。

でもその回数自体が問題なのではなくて、レッスンする度に僕の中でアイデアが枯渇していったというか、どう演奏するのが良いのか分からなくなってきてしまった。自分の中の基準がブレたのではないかと心配だった。

ゆえに生徒に対して画一的なパターンの要求を出してしまったのではないかとちょっと心配だったわけだけど、管打楽器コンクールの本番直前になってあることに気がついて、向かうべき方向性がちょっと見えた気がした。

芸大ではおさらい会で、pBoneをポケットマネーで賞品として提供して「D-1 DAVIDグランプリ」を開催し、何とか一次予選の突破を目指してみんな頑張ったのだけど、コンクール本番ではまだまだ結果としては結びつかなかった。


気がついたのは、受験者が名簿上245人もいて、東京音楽コンクールを含めると非常に多くのプレーヤーがDAVIDを練習、演奏したということで、それぞれ自然と耳から入るDAVIDの演奏が巷に溢れてしまったのではないかと言うこと。

聞いているとなぜか同じところで同じように楽譜と違う演奏を平然と演奏する、ということに遭遇する。それも一人二人ではなく日本オリジナルスタイルと言うくらいに。

結局原因は楽譜をまっさらの状態からじっくりと読み込んでいないのではないかという疑いが。

楽譜を読む、分析する、理解するという前に先輩やら誰かの演奏が先に耳から入ってきていて、楽譜を読むことをおろそかにしていることに気がついていない。読んだ気になってしまっている。

DAVIDはきっちりと吹かないといけないというのはみんなが分かっていることだけど、実は僕がレッスンで指摘するまで気づかずに、平然と楽譜と違う解釈、アーティキュレーションで演奏していたりと言うことが頻発。本当に多すぎる。自分のリサイタルならば自由にどうぞと言えるけれど、コンクールやオーディションではそうは行かない。

だから芸大と日芸やプライベートのレッスンでは本番前にもう一度スコアを読み直してと言ってきたつもり。その結果演奏に説得力が付いてくるはずだと。

次回のコンクールでは是非プレーヤーそれぞれのDAVIDが聞きたいし。いや出題側にも安易にDAVIDに頼らない選曲が必要なのかもしれないし。でも245人もの審査は、はっきり言って「過酷」の一言では失礼なくらい大変。DAVIDだからこそ最後まできちんと聞いて判定出来るとも言えるし。

どこをどう切ってもなかなか難しいですね。受ける側に言えるのはとにかく自分の力で楽譜をしっかり読み込んでくださいと。そしてしっかりと説得力を持って、自信を持って演奏して欲しいと言うことか。

いろんな問題も見てしまったコンクールでしたが、もちろん入賞者のステータスには何の問題もないです。関係者のご尽力には本当に感謝の一言しかありません。
posted by 古賀慎治 at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする