nombirato!: 日々雑感

2012年10月31日

金沢にて


オーケストラアンサンブル金沢(OEK)に乗るのも年内はこれで最後。明日は定期演奏会。

プログラムはいわゆる東欧特集です。コントラバスコンチェルトは、ソリストには非常に高度なテクニックが要求されている上に、伴奏オケ側にも相当高度な技巧が要求されています。ソロは凄い集中力だと思うし、本当に音楽的で素晴らしいです。

トロンボーンは1本で、トランペットはナシ。孤軍奮闘な感じですが、ソリストのマルガリータさん、とても良く声をかけてくれるので、あまりナーバスにならずに、程よいテンションで本番に臨めそうです。しかし、コミュニケーションとるのがうまいなぁ。

OEKは首席のポジションに、外国から来ているプレーヤーが多く、練習中も休憩中も色んな言語が飛び交ってます。全く違和感なくて、自然なところが素晴らしい。

ドヴォルザークの8番は僕的に非常に好きな曲。自分はドヴォルザークが好きなんだなと再認識。

今をさかのぼることン十ン年、、、大学出たてでフリーだった頃に九響に1ヶ月も呼んで頂いたことがあって、当時在籍されていた高橋さんの下で吹かせてもらったのがドヴォ8デビュー。

トロンボーンは至るところに目立つフレーズがあって、今でも1stの席に座ると、隣で聴いた高橋さんのあの伸びやかで張りがあってぬけの良い明るくて美しいフォルテシモを追いかけている自分に気がつきます。いつかはああいう音を吹きたいものだ。



posted by 古賀慎治 at 18:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

藝祭終了

DSC00308.JPG藝祭が終わりました。写真はMANTO VIVOの最後のステージを撮ったものです。もう大盛り上がりでした。

藝祭を見たのはかれこれ27年ぶり??ですかね。実は卒業して一度も見に来たことが無かったのですが、見に来ておけば良かったなと今更ながらに思います。自分の中では学生当時に戻ったかのような気分もあるわけですが、藝祭は学生たちのもの。とりあえず新任の教師としては見守るのみです。

しかしVIVOは楽しい。自分たちの頃と頭の中で無意識に比べているわけですが、もう当然ながら今の学生たちはめちゃくちゃ上手い。才能豊か。テクニックもすごい。アドリブもみんなサマになる。

酔った勢いのみだった当時が懐かしいなぁ(笑)。
posted by 古賀慎治 at 20:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月29日

F.DAVID 小協奏曲考

この夏は東京音楽コンクールと日本管打楽器コンクールという二つのコンクールが重なったこともあって、本当に何回DAVIDのレッスンをしたのだろう。過去最高なのは間違いない。

でもその回数自体が問題なのではなくて、レッスンする度に僕の中でアイデアが枯渇していったというか、どう演奏するのが良いのか分からなくなってきてしまった。自分の中の基準がブレたのではないかと心配だった。

ゆえに生徒に対して画一的なパターンの要求を出してしまったのではないかとちょっと心配だったわけだけど、管打楽器コンクールの本番直前になってあることに気がついて、向かうべき方向性がちょっと見えた気がした。

芸大ではおさらい会で、pBoneをポケットマネーで賞品として提供して「D-1 DAVIDグランプリ」を開催し、何とか一次予選の突破を目指してみんな頑張ったのだけど、コンクール本番ではまだまだ結果としては結びつかなかった。


気がついたのは、受験者が名簿上245人もいて、東京音楽コンクールを含めると非常に多くのプレーヤーがDAVIDを練習、演奏したということで、それぞれ自然と耳から入るDAVIDの演奏が巷に溢れてしまったのではないかと言うこと。

聞いているとなぜか同じところで同じように楽譜と違う演奏を平然と演奏する、ということに遭遇する。それも一人二人ではなく日本オリジナルスタイルと言うくらいに。

結局原因は楽譜をまっさらの状態からじっくりと読み込んでいないのではないかという疑いが。

楽譜を読む、分析する、理解するという前に先輩やら誰かの演奏が先に耳から入ってきていて、楽譜を読むことをおろそかにしていることに気がついていない。読んだ気になってしまっている。

DAVIDはきっちりと吹かないといけないというのはみんなが分かっていることだけど、実は僕がレッスンで指摘するまで気づかずに、平然と楽譜と違う解釈、アーティキュレーションで演奏していたりと言うことが頻発。本当に多すぎる。自分のリサイタルならば自由にどうぞと言えるけれど、コンクールやオーディションではそうは行かない。

だから芸大と日芸やプライベートのレッスンでは本番前にもう一度スコアを読み直してと言ってきたつもり。その結果演奏に説得力が付いてくるはずだと。

次回のコンクールでは是非プレーヤーそれぞれのDAVIDが聞きたいし。いや出題側にも安易にDAVIDに頼らない選曲が必要なのかもしれないし。でも245人もの審査は、はっきり言って「過酷」の一言では失礼なくらい大変。DAVIDだからこそ最後まできちんと聞いて判定出来るとも言えるし。

どこをどう切ってもなかなか難しいですね。受ける側に言えるのはとにかく自分の力で楽譜をしっかり読み込んでくださいと。そしてしっかりと説得力を持って、自信を持って演奏して欲しいと言うことか。

いろんな問題も見てしまったコンクールでしたが、もちろん入賞者のステータスには何の問題もないです。関係者のご尽力には本当に感謝の一言しかありません。
posted by 古賀慎治 at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

地下のスライド族→天空(?)のスライド族へ


藝大の話が続きますね。例年なら大学は前期試験も終わり、学内は閑散とする頃ですが、藝大は4号館改修のために、これからおよそ1年ほど仮住まいへのお引っ越し作業をしました。とは言っても大きいものは業者の方が運んでくれたのですが(笑)。レッスン室や練習室はかなり狭くなり、学生諸君にも迷惑をかけることになりますが、改修工事はどうしてもやらなければいけないものなので、なんとかみんなで協力して乗り切ろうという感じです。

で、4号館の地下にはトロンボーン科の練習室があったわけだけど、4階の仮住まいへ膨大な荷物のお引っ越しと運び込みが終わりました。いわゆる「トロンボーン部屋」という学生達の居場所になるところです。

僕が学生の頃は4階の広めのお部屋がトロンボーン部屋だったのですが、いつの頃かわからないけど、騒音問題で地下室へのお引っ越しを余儀なくされたようです。


さて、いったい何年ぶりの地上でしょうかね?トロンボーン部屋が4階に戻ってきたのは。狭い部屋とはいえ僕にとっても感慨深いものがあります。

蛇足ですが当サイトの名前「古賀トロ部屋」と言うのは元々「古賀君のトロンボーン部屋」という名前でスタートしました。今考えると恥ずかしい名前ですが、母校で長い時間を仲間たちと過ごした部屋への想いがあったと思います。


トロンボーン科はブログとTwitterで「地下のスライド族」と名乗っていますが、さてこの名前どうするのでしょうね。


このところ8月下旬の管打楽器コンクール向けのレッスンが続いてますが、明日はおさらい会の日。前半はポケットマネーでpBoneを仕入れて「pBone争奪D-1グランプリ」を開催する予定。D-1の「D」は「David」のDです。

今日学生と話していて、「トロンボーン部屋が狭くなったお陰でみんな前より仲良くなった」「雰囲気が明るくなった」という話を聞きました。と言うと、よほど仲の悪い集団のようですが、もちろんそんなことはないのですが、地下から4階に移って、すでにみんなの気持ちを変えてきているようです。なんだか嬉しくなる話。これからも頑張って欲しいなと思います。
posted by 古賀慎治 at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月27日

交流事業

少し前の話。芸大と福島県伊達市の交流事業の一環として、伊達中学校の吹奏楽部の指導に行かせてもらいました。芸大は様々な形でいくつかの地区と交流させてもらっています。

伺った日曜日は、真夏とは思えない少々肌寒く感じる位の気候で、過ごしやすくて良かった。

伊達中学校では、午前と午後、コンクールが目前に迫った吹奏楽部の指導。課題曲を見させてもらったけど、行進曲と言うこともあり、シンプルさゆえの難しさに直面されている印象。これといった傾向と対策を伝授というよりは、基本的なリズム感やアーティキュレーションとかバランスの整備、あと編曲上の問題とも思ったが、埋もれがちなメロディーラインをシッカリ浮かび上がらせる事をやってみた。

子供たちはとても素直で吸収力旺盛。バンド全体のサウンドが、どんどんピントが合って来るのがわかり、引き締まった感じになってきた。

まあ一日で出来る事には限界があり、出来ることをやってきたんだけど、このままずっと向上していって欲しい。心より願っています。


伊達市と言えば、実は福島第一原発に近くて地震以外にもかなりの被害があったものと思います。前回福島市を訪れた昨年9月の頃は駅前、駅ナカともに人通りも少なく、特に子供の姿を見かけなかった印象があった。今回は人通りも多く一見日常に戻ったように見えたんだけど、話を伺ってみるととんでもないということがわかる。表面的には元に戻ったように見えても、問題は何も解決せず出口が見えない。子供たちの人口が減少している。学校が減る。先生の数も減る。大学の教育学部も減る。問題の根はまだまだ深いと思います。

指導が終わって、担当の先生に車で福島駅まで送っていただいたんだけど、途中地元の農産品を直売しているところへ連れて行ってもらう。「時期的に少し早いけど産地でしか食べられない、パリッとしたカタい桃を是非食べてください」と頂きました。帰ってから冷やして早速いただいたんだけど、あの柔らかな桃しか食べたことのない人間にとって、凄く新鮮な食感と香り。お心遣いと共にとても美味しかった。あとは駅で、微力ながら少しでもお金を落とそうとお土産を買って帰った。

posted by 古賀慎治 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする