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2016年03月01日

第9回日本大学藝術学部音楽学科トロンボーン専攻有志による定期演奏会の雑感など


いよいよ年度末の3月に突入して、今は入試の真最中なんだけど、少々遅めの日藝トロンボーン定期についての雑感などを。

前記事でご存知の通り僕が関わる最後の仕事となった演奏会。

《プログラム》

ペリのファンファーレ (4Trbs)

Eight Trios For Trombones / Allen Chase (3Trbs)

Suite For Trombones / Goff Richards (4Trbs)

春を呼ぶ声を聞く / 高嶋圭子 (2Trbs Piano)

Libertango / Piazzolla 今村岳志 編 solo.古賀慎治 (4Trbs Tuba Per)

Les Misérables / 今村岳志 編 (7Trbs Tuba Piano 3Per)

これにアンコール2曲という感じです。学内での無料のコンサートです。現在トロンボーン専攻の学生が4名という条件でのプログラムとしては、とてもよく練られていると思います。僕もソロと大編成の曲に参加、他にも卒業生の二人とテューバと打楽器とピアノのメンバーの賛助もいただきました。佼成ウインドのトロンボーン奏者、トワイライトトロンボーンカルテットでもおなじみの今村岳志君の編曲によるピアソラとLes Misérablesメドレーですが、演奏者の力量に見合った、しかも音楽的に優れたアレンジを提供していただいたのが、コンサートの成功につながったのは間違いないですが、やはり原動力になったのは、たった4人の専攻生ということですね。よく頑張ってくれました。

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今回の企画が決まった後に、今年度いっぱいでの退職を学生達に伝えたんだけど、みんなちゃんと受け入れてくれるだろうかと不安でした。僕には僕なりの理由があるんだけど、彼らには言ってみれば関係ないことなので。4年生はさすがにすぐ理解してくれたんだけど、下級生は頭では理解してくれているようだけど、納得してくれるのにはもう少し時間が必要かもしれない。新年度が始まり、新任の先生のレッスンが始まり、今までと同じく明るい中にも緊張感ある雰囲気になっていけばいいなと思っています。

本番当日など、本当に和気あいあいとした雰囲気の中で演奏会を開くことができて、僕もこれが最後の仕事と気張らずに済んだ面はありましたね。ピアソラも今村君の編曲が冴えていて、難しかったけど本当に楽しく演奏できました。


15年前、日藝のお仕事を恩師の永濱幸雄先生から受け継がせていただいて、定年までは勤めたかった気持ちも強くあったし、でも自分のこなせる仕事量も考えないといけないし。去年はそう言う意味でいろんな事を考え、悩んだ一年でした。他にも継続的で大事な仕事から離れる決心を幾つかしました。自分にとってこの先仕事ができる期間と、出来ること、やりたいことなどあれこれ考えてみても、これが正解というのはなかなか分からないわけです。演奏する仕事の割合をもう少し増やしていきたいという方向で出した今回の結論に対して、責任を持ってやっていくしかないなと思っているところです。

日藝での15年間は、本当に素晴らしい学生達との出会いに恵まれ、貴重な15年間でした。教師としてトロンボーンを教えるという事は、一貫してやって来れたと思ってますが、むしろ教えることによってこちらが気付くことや教えられることも多かったし、人間的には逆にこちらが学ぶことが多かったと思います。個性豊かで純粋で、人懐っこい彼らとの交流を持てたというのは、自分の人生の中でも本当にかけがえの無い財産となりました。生徒達やお世話になった卒業生の皆さん、先生方に心から感謝します。ありがとうございました。


退職して本当に良かったのか?と暫くは自問自答が続くと思います。まあそんな性格なので(笑)すみません。





posted by 古賀慎治 at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月16日

東京藝術大学・海上自衛隊東京音楽隊 合同演奏会(一部訂正済)

東京藝術大学・海上自衛隊東京音楽隊 合同演奏会
〜東日本大震災復興に寄せて〜

この前の日曜日、世の中はバレンタインデーでしたが、藝大ウィンドと海上自衛隊東京音楽隊の合同演奏会があって出演しました。

プログラムは
海上自衛隊東京音楽隊は「河邊一彦 / 祈り〜a prayer」(ソプラノ独唱 三宅由佳莉3等海曹)、「福田洋介 / 吹奏楽のための群青」。東京藝大ウィンドオーケストラが「スパーク / 陽はまた昇る」「バグパイプ・ファンタジー」「スミス / フェスティバル・バリエーション」、そして合同ステージでは「ベートーヴェン / ヨルク軍団行進曲」「伊藤康英 / 叙情的祭」「リード / アルメニアン・ダンス パート1」アンコールにブロックM、行進曲「軍艦」

という感じでした。

東京音楽隊の皆さんと一緒に演奏できて学生達はいろんな刺激を受けたと思います。東京音楽隊は歴史もあり、バンドのクオリティがとても高いですね。規律正しい雰囲気や、立ち居振る舞いとか、大学生ではなかなか出来ないことを多く間近で見せていただき、いつもと違う緊張感を持って舞台に臨んだ学生も多かったと思います。

僕が最も感じたのは東京音楽隊の合奏力の高さ、マーチのテンポ感が本当に心地よい。言い換えると学生には足りないところなんだけど、吹奏楽の作品は年々高度化、難曲化している面があって、コンクールなどでそんな難しい曲を演奏して来た学生も多いけど、吹奏楽の基本はやっぱりマーチなんだなぁと痛感した演奏会でもありました。

アンコールに海上自衛隊の正式な儀礼曲と制定されている行進曲「軍艦」も合同で演奏させていただいたけど、横で吹いていて誇りを持ってこの曲を演奏している感じがビンビン伝わってきて、本当に失礼ながらパチンコ店でのイメージが強かった身としては本当に身の引き締まる思いでした。

蛇足ながら学生達にはこの曲を知らなかったという声も多く、先生としては吹いたことのない曲も勉強しておいて欲しいし、今回のような貴重な機会をいただけて本当に良かったなと思いました。最後にトロンボーンセクションみんなで記念撮影。ありがとうございました。
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posted by 古賀慎治 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月10日

Percy Faith 没後40年を偲んで


久しぶりの更新になってしまいました。

mixiのマイミクさんが発言されていてハッとしました。2月9日と言えば1976年2月9日がFaithの命日。しかも亡くなってから今年で40年。

僕は今でこそ大学でクラシック音楽の中のトロンボーン周りをエラそうに教えているわけだけど、自分が音楽の道に進もうと思った大きなキッカケはPercy Faith and His Orchestraの「The Great Concert Live in Japan 1974」をNHK-FMのサウンドオブポップスという45分番組で聴いたことだった。

幸いYouTubeで全曲聴ける音源があるのでリンク貼っておきます。

https://youtu.be/FW4GCZIvIAY

出来ればリマスタリングしてハイレゾで配信してほしいなと願わずにいられない今日この頃です。

Percy Faithについて、一応wikipediaからの引用
元記事はこちら

パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908年4月7日 - 1976年2月9日)はアメリカ合衆国の作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーである。カナダのトロントで生まれ、イージーリスニングやムード音楽分野で著名である。



YouTubeにLPレコードまるごとアップされているのにはホント驚きましたよ。これは現代のようにエフェクトなどテクニックを駆使した音源ではなく、オケの実力が直接仕上がりに結びついていて、もちろん編集はされているんだろうけど、演奏のクオリティとしては今聴いても驚異的に高いと思います。本当に素晴らしいと思います。


それで、中学生だった僕がこの演奏を聴いて受けたインパクトを羅列してみますが。今となってはちょい恥ずかしいけど。

ポピュラー音楽に目覚め、
ムード音楽、イージーリスニングにのめり込み
ジャズに目覚め、
ボサノバに目覚め、
ラテン音楽が好きになり、
オーケストラが好きになり、
3曲目(邦題:これからの人生)でトロンボーンのソロを初めて意識し、
フリューゲルホーンの音色に魅了され、
トロンボーンセクションのセクションワークに魅了され、
4曲目Day By Dayでトランペットセクションのサウンドに圧倒され、
特にBuddy Childers氏のプレイにのめりこみ、
5曲目サテンの夜は毎日見ていたサガテレビ夕方の天気予報の音楽だったし、
7曲目My Heart Cries For Youでは再びBuddy Childers氏のあまりにエモーショナルなヴィブラートに涙し、その後今に至るまで僕のヴィブラートのお手本であり、
追憶ではバストロンボーンにあこがれ、
名手の皆さんはアドリブプレイの素晴らしさを教えてくれたし、
弦楽器の生の音を聞きたくて仕方がなくなったし、
同じ曲でもアレンジによって全く変わると言うことを知ったし、
何よりPercy Faithという人に興味を持ったし、、、、

自分もいつかあんなステージに(実現は不可能だろうけど)立ちたいと漠然と考えるようになり、のちに入手したLPレコードジャケット写真の、オケ全員が立って挨拶しているところのトロンボーン(テリー・ウッドソン氏?)の楽器を左手に持ち腰のあたりに置いた姿勢というのは、実はオケで演奏した後お客様に向かって立つ場合、100パーセント意識して真似してます(笑)。トロンボーン持っての立ち姿が凄く格好良く見えたから。

まあ、関係ない人が見たら「なんだこれ?!」「おまえ大丈夫か^^」という感じかもしれないけど、僕はこういうインパクトを受けていまだにこの世界で生きていると言うことなんですけどね。

LPレコードは持っているけどレコードプレーヤーはないので、いつもはデジタル音源にしたものをiPodやiPhoneで聴いているわけだけど、今夜はYouTubeにあった音源聴きながら彼を偲ぶとしよう。

あ、てっぺんをまたいでしまったか(^^;)


posted by 古賀慎治 at 01:10| Comment(2) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月10日

オーディオ


昨年末に研究室にオーディオセットがやって来ました。オーディオとしては決してハイクラスとは言えないけど普及クラスの一番上あたり。特にスピーカーは大きめのフロア型を選択。

年末に一人で開封して仮結線して音が出たところで年越し。今はレッスンの合間の時間でエージングなど。

もともとオーディオ好きではあるけど、予算もスペースも限られた中で工夫あるのみってことでネットでいろいろと情報を集めて勉強させてもらいましたが、本当に同じスピーカーでもセッティング(配置)次第でどんどんサウンドが変わりますね。

研究室(レッスン室)はもともと防音で、室内が反響し易い平行面が出来ないように天井や壁がノコギリ状になっており、オーディオを聴くには有利な形。今はホント驚くことにiPhoneのアプリにサイン波やホワイトノイズを発信できるオシレーターアプリがあって、更にRTA(リアルタイムアナライザー)アプリもあってマイクで拾った音の状態をリアルタイムでグラフ表示できるので、片チャンネルずつ鳴らしてスピーカーの位置決めをすることができました。専門家のような調整、調音は出来ないけど、具体的にグラフとして変化が可視化されると素人にも分かりやすい。

それからスピーカーの鳴らし込み(エージング)を空き時間にやってますが、日に日に音が良くなって行くのが分かって、チョット興奮気味であります。位置決めの時までは2つのスピーカーの真ん中がぽっかりと空いていた感じだったのが、だんだんとセンターに定位する音がはっきり増してきたのと同時に、スピーカーの存在を感じなくなってきました。

CDレシーバーは今風でBluetoothでiPhoneが繋がるし、iPodやUSBメモリもつなげられます。ハイレゾファイルの再生もできるので、CDとハイレゾの聴き比べもやりました。後々音が落ち着いてきたら学生達にハイレゾ音源を聴かせてあげたい。圧縮されない良い音を体験させたいと言うのが目下の目標であります。


posted by 古賀慎治 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月08日

遅めの謹賀新年


明けましておめでとうございます。すっかり更新が遅くなってしまいました^^;

帰省したりそれなりに忙しい年末年始でありました。本年もどうぞよろしくお願いします。

posted by 古賀慎治 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする