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2016年02月10日

Percy Faith 没後40年を偲んで


久しぶりの更新になってしまいました。

mixiのマイミクさんが発言されていてハッとしました。2月9日と言えば1976年2月9日がFaithの命日。しかも亡くなってから今年で40年。

僕は今でこそ大学でクラシック音楽の中のトロンボーン周りをエラそうに教えているわけだけど、自分が音楽の道に進もうと思った大きなキッカケはPercy Faith and His Orchestraの「The Great Concert Live in Japan 1974」をNHK-FMのサウンドオブポップスという45分番組で聴いたことだった。

幸いYouTubeで全曲聴ける音源があるのでリンク貼っておきます。

https://youtu.be/FW4GCZIvIAY

出来ればリマスタリングしてハイレゾで配信してほしいなと願わずにいられない今日この頃です。

Percy Faithについて、一応wikipediaからの引用
元記事はこちら

パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908年4月7日 - 1976年2月9日)はアメリカ合衆国の作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーである。カナダのトロントで生まれ、イージーリスニングやムード音楽分野で著名である。



YouTubeにLPレコードまるごとアップされているのにはホント驚きましたよ。これは現代のようにエフェクトなどテクニックを駆使した音源ではなく、オケの実力が直接仕上がりに結びついていて、もちろん編集はされているんだろうけど、演奏のクオリティとしては今聴いても驚異的に高いと思います。本当に素晴らしいと思います。


それで、中学生だった僕がこの演奏を聴いて受けたインパクトを羅列してみますが。今となってはちょい恥ずかしいけど。

ポピュラー音楽に目覚め、
ムード音楽、イージーリスニングにのめり込み
ジャズに目覚め、
ボサノバに目覚め、
ラテン音楽が好きになり、
オーケストラが好きになり、
3曲目(邦題:これからの人生)でトロンボーンのソロを初めて意識し、
フリューゲルホーンの音色に魅了され、
トロンボーンセクションのセクションワークに魅了され、
4曲目Day By Dayでトランペットセクションのサウンドに圧倒され、
特にBuddy Childers氏のプレイにのめりこみ、
5曲目サテンの夜は毎日見ていたサガテレビ夕方の天気予報の音楽だったし、
7曲目My Heart Cries For Youでは再びBuddy Childers氏のあまりにエモーショナルなヴィブラートに涙し、その後今に至るまで僕のヴィブラートのお手本であり、
追憶ではバストロンボーンにあこがれ、
名手の皆さんはアドリブプレイの素晴らしさを教えてくれたし、
弦楽器の生の音を聞きたくて仕方がなくなったし、
同じ曲でもアレンジによって全く変わると言うことを知ったし、
何よりPercy Faithという人に興味を持ったし、、、、

自分もいつかあんなステージに(実現は不可能だろうけど)立ちたいと漠然と考えるようになり、のちに入手したLPレコードジャケット写真の、オケ全員が立って挨拶しているところのトロンボーン(テリー・ウッドソン氏?)の楽器を左手に持ち腰のあたりに置いた姿勢というのは、実はオケで演奏した後お客様に向かって立つ場合、100パーセント意識して真似してます(笑)。トロンボーン持っての立ち姿が凄く格好良く見えたから。

まあ、関係ない人が見たら「なんだこれ?!」「おまえ大丈夫か^^」という感じかもしれないけど、僕はこういうインパクトを受けていまだにこの世界で生きていると言うことなんですけどね。

LPレコードは持っているけどレコードプレーヤーはないので、いつもはデジタル音源にしたものをiPodやiPhoneで聴いているわけだけど、今夜はYouTubeにあった音源聴きながら彼を偲ぶとしよう。

あ、てっぺんをまたいでしまったか(^^;)


posted by 古賀慎治 at 01:10| Comment(2) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月10日

オーディオ


昨年末に研究室にオーディオセットがやって来ました。オーディオとしては決してハイクラスとは言えないけど普及クラスの一番上あたり。特にスピーカーは大きめのフロア型を選択。

年末に一人で開封して仮結線して音が出たところで年越し。今はレッスンの合間の時間でエージングなど。

もともとオーディオ好きではあるけど、予算もスペースも限られた中で工夫あるのみってことでネットでいろいろと情報を集めて勉強させてもらいましたが、本当に同じスピーカーでもセッティング(配置)次第でどんどんサウンドが変わりますね。

研究室(レッスン室)はもともと防音で、室内が反響し易い平行面が出来ないように天井や壁がノコギリ状になっており、オーディオを聴くには有利な形。今はホント驚くことにiPhoneのアプリにサイン波やホワイトノイズを発信できるオシレーターアプリがあって、更にRTA(リアルタイムアナライザー)アプリもあってマイクで拾った音の状態をリアルタイムでグラフ表示できるので、片チャンネルずつ鳴らしてスピーカーの位置決めをすることができました。専門家のような調整、調音は出来ないけど、具体的にグラフとして変化が可視化されると素人にも分かりやすい。

それからスピーカーの鳴らし込み(エージング)を空き時間にやってますが、日に日に音が良くなって行くのが分かって、チョット興奮気味であります。位置決めの時までは2つのスピーカーの真ん中がぽっかりと空いていた感じだったのが、だんだんとセンターに定位する音がはっきり増してきたのと同時に、スピーカーの存在を感じなくなってきました。

CDレシーバーは今風でBluetoothでiPhoneが繋がるし、iPodやUSBメモリもつなげられます。ハイレゾファイルの再生もできるので、CDとハイレゾの聴き比べもやりました。後々音が落ち着いてきたら学生達にハイレゾ音源を聴かせてあげたい。圧縮されない良い音を体験させたいと言うのが目下の目標であります。


posted by 古賀慎治 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月08日

遅めの謹賀新年


明けましておめでとうございます。すっかり更新が遅くなってしまいました^^;

帰省したりそれなりに忙しい年末年始でありました。本年もどうぞよろしくお願いします。

posted by 古賀慎治 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月31日

今年の私的振り返り


今年もあと残すところわずか。今年の暮れも恒例の個人的振り返りをやってみようと思います。

夜中に勝手にパソコンが起動しているな〜と、翌日になって気が付けばウインドウズ10が勝手にアップデートしていたらしく、開いたままだったこの記事や年賀状の住所録データとともに消えてました(怒)。バックアップはかろうじてやっていたので、住所録は何とか無事でしたが。。。そういえば文字変換はずっとATOKを使っているのですが、知らない間の更新再起動(自分で手動設定できるらしいが)したあとはMicrosoftのIMEに勝手に設定変わっているし。これで2回目。。。と愚痴っても仕方がないのですが。年末にお見苦しい投稿で失礼しました。しかし文章は戻らず(泣)。Windows10使いにくいです。次はついにMac陣営へと本気で考えちゃうなぁ。


ハイ、気を取り直して、私的振り返り。だいたい当欄で記事にしてます。

演奏的には3月に録音5月に発売された藝大ウィンドオーケストラ史上初のCDアルバム「A.リード&C.T.スミス」の参加(全曲)と編集など制作面での参加。お陰さまで好評をいただいているようです。5月22日奏楽堂での「オラフ・オットを迎えて」のコンサートの企画と出演(アンサンブルの指揮とカルテット)。6月九響でボレロの1st。あとはちょこちょことオケにエキストラで乗せていただいたり金管アンサンブルやったり、大学での吹奏楽やオケに乗ったりという感じ。


演奏以外では5月のオラフ・オットさん卓越教授としての招聘。Michel Becquetさん特別講座の開催。なんと言っても8月の管打コンクールトロンボーン部門の審査委員長を拝命したこと。そのほか講習会やセミナーでの講師などなど。前半はむちゃくちゃ忙しい時間が長かった気がする。そういえば苦手の合宿もやったし。

特に管打の審査委員長というのが最も重い仕事だったかと。コンクールが始まってしまった後は実は思ったほど大変ではなかったけど、事前の準備段階、特に課題曲の選定は気を遣う大変な作業だった。トロンボーン部門は1部門の中にテナートロンボーンとバストロンボーンの2種類の課題曲を用意しなければいけない特殊な部門で、審査の難しさも他の部門とちょっと違ったかもしれない。コンクール期間中は既報の通りで、256人のDAVIDも新鮮な気持ちを最後まで維持できたし、本当に審査員の皆さんやスタッフの皆さんには助けていただいたので感謝しかありません。それにしても無事に終わって本当に良かった。



そのほかでは、今年はいろいろと思うところがあって、大げさに言えば人生のターニングポイントをまたまた感じてしまったので、自分としては珍しく他力本願ではなく自力で曲がってみようという決心をしました。

体調的なこともあるけど、この先仕事をどうしようかといろいろと考えた結果ではあるし、長くやらせてもらった仕事のうちいくつかを辞めさせていただく決心をしました。仕事の割合、比率を見直すという感じ。気持ちとしては演奏に割ける時間を増やしたいなと。そんな自分勝手なことが出来るのか分からないけど。時期が来たらまた具体的に書きます。

誤解のないように言いますが、好きな仕事を選べるほど偉くなったわけじゃなくて、物理的に自分の許容量をかなりオーバーしていたわけです。よくパンクしなかったなと今は思うけど。でも冷静に考えると今年の前半が特別忙しかったわけではなくて、今後ともそんな状況は十分起こりうるし、しかも何の前触れもなく否応なしに仕事はやって来ると思った。

自分がもっともっとビジネス系の記事で出てくるような仕事の「デキる奴」なら良かったんだけど、さすがに自分はそんな奴ではないし、こなせる限界はこの歳になるとある程度分かってきてます。限界というのは自分が目指す演奏や音楽の事ではなくて、抱えることの出来る仕事の量という意味。

大学での仕事にはある程度慣れてきたと思って油断してしまい今年はエラい目に遭った気がする。

見直したことで例によって後から後悔の念が起こってくるのは分かっているけど、とにかくずっと元気に仕事をやっていきたいと思う。そして出来ればもう少し演奏の比率を上げていきたい。今はそんな心境です。

長々と書いてしまった文章、最後までお読みいただきありがとうございました。また来年はどんな新しい展開があるのか楽しみでもあります。

皆様どうぞお元気で良いお年をお迎えください。今年一年ありがとうございました。また新年からもどうぞよろしくお願いします。



posted by 古賀慎治 at 01:44| Comment(2) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月27日

音の伸びの続き


職業柄と言うこともあるかもしれないけど、聞こえてきた音に対していろんな事を感じる事がある。

前の記事で取り上げたパイプオルガンの真下で感じた音。パイプの中を実際に空気が通って発音しているから音が伸びるような気もする。

最近自分の研究室にようやくまともなオーディオセットを導入することが出来て、スピーカーのセッティングなどあれこれ調べていてふと気づいたのは、ホールの残響や空気感も大きく影響しているんじゃないかと言うこと。パイプオルガンから出た直接音と、ホールのあらゆる所に反射してきた間接音が耳元で複雑に合わさって伸びる感じにつながっているんじゃないかなと。

某日、とあるホールの舞台裏で、若いプレーヤーがウォームアップ+基礎練らしきことをやっていたんだけど、ホントまじめなのは良いけど、どうにもうるさいという感情を抑えられなかった。音量も大きかったんだけど、実は大きくてもうるさくない音というのも存在する。伸びる音もそうだけど、聴いていて心地よい音。うるさくない音。

伸びる音と心地よい音の正体について思うのは、どちらも楽音だと言うことかな。うるさい音というのは伸びが無かったり単なる吹き伸ばしの無味乾燥な止まったような音。音楽というのは心地よい動きのある楽音で出来ていると思う。それが理解できるようになれば周りからうるさがられる事も減るかな(笑)。

posted by 古賀慎治 at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする