nombirato!

2016年12月26日

初渡米 藝大ウインドオーケストラ ミッドウエストクリニックへの参加

PC150447.JPGまたまたご無沙汰でした。今回は今月の14日から17日にかけてアメリカ シカゴのMcCORMICK PLACEで開催された「The Midwest Clinick」のコンサートプログラムの最後で演奏すべく、藝大ウインドオーケストラの学生達を連れて行ったお話。指揮の山本先生とソリストの十亀先生以外は本番には参加出来ないとのことで、そのほかの引率の教員は、地元高校(St Charles East High School)との交流演奏会と、シカゴ美術館附属美術大学(School of the Art Institute of Chicago)のホールでのコンサートに参加しました。今回は5泊7日の予定で、その中に3回の演奏会が組み込まれていて、なかなかハードなスケジュールでした。上の写真はフレデリック・フェネルさんのお出迎えを受けているところです。

今回RICOH THETA(シータ)と言うカメラを持って行ったのでその写真を中心に書きます。シータはワンショットで360度のグーグルストリートビューのような全天球写真を撮影できるカメラです。パソコン、スマホ共に、ぜひ左下のTHETAのリンクをクリックしてフルサイズの画像をご覧ください。

-Spherical Image - RICOH THETA

これはSkyline Ballroomというメインのコンサート会場で、本番直前の客席からの様子です。およそ3000人は入る巨大な会場で、僕たちの感覚からすると、響きがデッドすぎて演奏が大変なように見えますが、おそらく天井にドーム状に反響板のようなボードが設置されているお陰で、想像以上に音が良く届き、PAなど使わずとも十分に演奏が楽しめました。これは日本のイベント会場などでも設計の上で参考にしていただきたいところです。




Post from RICOH THETA. -Spherical Image - RICOH THETA


楽器メーカーや楽譜の出版社、ステージ衣装のメーカーなどありとあらゆる音楽関連のブースが集まった会場の入り口に、過去にアワードを受賞した人たちの写真を飾った円形のウォールがありました。THETA写真には持ってこいの被写体(笑)



-Spherical Image - RICOH THETA


本番前にミッドウエストクリニックのプレジデントRichard C. Crainさんから盾の授与がありました。


ちなみに、今回のメインのプログラムはこんな感じ
Liberty Fanfare / John Williams
Awayday / Adam Gorb
Adagietto from Symphony No. 5 / Gustav Mahler / Koh Shishikura
Bagpipe Fantasy based on an Irish Folk Tune / Katsumi Nakamura / Masashi Togame, Bagpipe
Belkis, Regina di Saba / Ottorino Respighi
Welcome to the Imagination World / Daisuke Shimizu
March, Rolling Thunder / Henry Fillmore
Danse Folatre / Claude Thomas Smith

PC170653.JPG山本先生のご指導のもと、十分な練習を積んで来たとはいえ、全体的な雰囲気としてなかなかしっくり来なかった学生達だけど、シカゴに来てようやく目が覚めたようです。ミッドウエストでの演奏はそれこそ目の覚めるような素晴らしい演奏でした。ベストパフォーマンスと言って良いと思います。録音や録画が手に入れば早く見てみたいです。




-Spherical Image - RICOH THETA


翌日、シカゴ市内中心部にあるシカゴ美術館附属美術大学(School of the Art Institute of Chicago)のホールでの市民向け無料コンサートに出演しました。ホールはウィーンのムジークフェラインを小型化したようなうり二つの内装だそうで、昨日までの近代的な場所と違って、落ち着いた気持ちで演奏できました。ここでは藝大学長の澤 和樹先生との協演もあり、また金管十重奏も演奏しました。




-Spherical Image - RICOH THETA


同じくホールのステージ側から。



以下打ち上げ3ショット
-Spherical Image - RICOH THETA


こちらトロンボーンパート




-Spherical Image - RICOH THETA


これは1日前の打ち上げですが、トランペットパートの皆さんです。一人テンションの違う人が(笑)




-Spherical Image - RICOH THETA


全体の乾杯の図



-Spherical Image - RICOH THETA


最後にシカゴ在住の友人、チューバ奏者の舟越道郎くんに予約してもらって、氷点下20度を伺うような極寒の中を「JAZZ SHOWCASE」という、老舗中の老舗ジャズクラブへ行きました。今回唯一の観光らしき事だったんだけど、疲れから半分は意識不明でした(^^;)。しかし本当に素敵なライブハウスです。オーナーの許可をいただいて特別にステージに上がらせていただきました。真ん中にはチャーリー・パーカーの写真が。店内には歴史を示すチラシや写真の数々が多数。もっとゆっくり見たかった。

最終日の朝はホテル前のシカゴ川が凍り付いていて、氷点下23度というのもうなずける気候でした。いろいろ見ているとモスクワやアンカレッジなどよりずっと寒いところでした。

気候的には不安がいっぱいでしたが、無事にみんな元気に成田まで帰ってこられて本当に良かったです。指揮の山本先生はじめ、コーディネートしていただいた藝大のグローバルサポートセンターの齊藤先生、横田先生、そしてブレーンの皆さん、本当にありがとうございました。そして学生のみんな、素晴らしい演奏をありがとう。

僕はとりあえずTHETA写真の発表の場が出来て良かった(笑)。しばし冬休みをいただいて体のメンテナンスをやっておきたいと思います。



posted by 古賀慎治 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

ご無沙汰してます


夜中にコッソリ更新してます(笑)。10月は1本も記事を書けませんでしたね。。。最近と言わず、このところずっとだけど更新滞り気味でスミマセヌ。読んでくれている人はそんなにいないだろうと思ってしまっている、元来の怠け癖という事で、お許しください(笑)。とりあえず元気にやっております。つい先日レッスンの時にある学生が時々当欄を「更新してないかなあ」と、期待しないで覗くと言ってたので、もう少し頻繁に更新したいという気持ちではあります。

実はこの秋シーズンから年明けまでは、今の仕事に就いてから、おそらく最もスケジュールがハードな状況。過去の経験から、忙しくなると書くネタが増えて来るので、ひょっとすると更新が増えるかもです。

そんな中10月は大学の仕事もやりつつ、演奏の仕事をたくさんやらせてもらいました。若いプレーヤーの仕事を取るなって言われそうだけど、プレーヤーの一人として、プロの舞台に立つと言うのは、今の僕には何モノにも替え難い、研究、思考、経験、実践の場なのです。しかも気がつけば金管セクションの中で一番年上って気付いたりする事も増えて、それなりに隣に座った新人プレーヤーの教育係みたいな役割も自覚している感じです。

大学の外に出てやる仕事は、古くからの仲間たちと再会し、元気な大先輩と一緒に演奏させていただき、まだまだ吸収すること山ほどあるなと、ホント感謝する事ばかり。下の世代に、この財産をなんとか伝えていかなければ。。。



閑話休題、

音楽を聴くのが、今の職業とは別に小さい頃から大好きなんですが、好きな、また影響を受けまくったアーチストやアルバムに関して何か記事を書こうかとか考え中。有りがちだけど自分の生い立ちに関する事も、記憶がなくなる前に書き記したいなとか言う気持ちもあり、ひと昔前なら雑誌に売り込んでインタビュー記事にでもしてもらうところ?

いや僕はそんな有名人と言うわけではないけど、そこは当欄なので、気まぐれに好きに書けるかなと思ったりしてます。

長い目で見て(待って)いただければ有難いです。そんな感じで今日はこの辺で。。。



posted by 古賀慎治 at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月29日

「Tokyo G Brass Concert 2016」間近に


本来ならここに真っ先に出しておかなきゃいけなかったお知らせですが、遅くなってしまって申し訳ありません。

なんと明後日、10月1日土曜日、14:00、大江戸線の勝どき駅徒歩8分にある、第一生命ホールで「Tokyo G Brass Concert 2016」を開きます。料金は全席自由で2500円です。僕宛にメールか、またはコメント欄に書いていただければ、チケット取り置きいたします。


Tokyo G Brass は、東京藝大の金管の教師達で結成した金管五重奏団。トランペット:栃本浩規、松山萌(藝大フィルハーモニア)、ホルン:日剛、トロンボーン:古賀慎治、テューバ:池田幸広(N響)です。今回初コンサートです。

曲目は順に、J.S. バッハ: 小フーガ ト短調、J.S. バッハ: 金管五重奏の為のJ.S.B.組曲、シャイト: 組曲、J.クーツィール: 小組曲(四重奏)、エワイゼン、Grand Valley Fanfare、ベッリーニ: 歌劇〈清教徒〉〈ノルマ〉の主題による変奏曲、パーセル: 組曲、フラッケンポール: 金管五重奏曲 第2番   となっています。

一見カタそうな印象かも知れませんが、聴いてみるとそうでもないと思います。個人的にはベッリーニとアンコールがキモ(笑)です。お時間のある方はぜひ。よろしくお願いします。

8F5FE3AB-2CD7-4098-A3B9-2632EE917684.JPG




posted by 古賀慎治 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

3回目の命日


今日は3回目の父の命日。もう3年も経ったのかという気持ちとまだ3年なのかという気持ちが交錯する。

生前、父とは、何かについて語り尽くすとか、討論するとか、そこまで色んなことを突き詰めて話をしたことは無かった。いつも話し好きの父の言うことをうんうんと聞くことが多かったかな。だいたい父も僕も酒は呑めないし。

「古賀トロ部屋」ホームページの「きりえ」をご覧になった方もいらっしゃると思うけど、父はふるさと佐賀が本当に好きで、きり絵の題材も、佐賀らしい風景が多かった。僕も佐賀らしいのんびりした風景が、今でもとても好きだ。

「古賀トロ部屋」鋭意お引っ越し準備中なんだけど、父の「きりえ」のページ、新しくしたいなと思いつつもう何年も経ってしまった。お引っ越しが終わったら、ちょっとずつでも増やしていこうと、思っているところ。

父が亡くなる少し前に、父が1冊だけ出した「きりえ作品集」があって、それをネットに公開しても良いと、許しは貰ってるので、何年掛かるかわかんないけど、やろうかなと思ってます。

久しぶりに、父のきりえをホームページ上で見ながら、そんな事を考えた、3回目の命日でした。


posted by 古賀慎治 at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

本当のプライド


かれこれ17年くらい教えに行ってる高校の吹奏楽部での話。考えたら今やらせてもらっている仕事の中で、一番長く続いている仕事になった。

やってることは、ビシバシ鍛えるという事とは無縁で、ほとんどの場合お悩み相談という感じ。これも、その学校の生徒達の意識が高いから成り立つのであって、他の学校でも同じレッスンで効果が上がるとは言えない。

とあるレッスンの日、普通なら課題曲のココが吹けないとか、ハイトーンが出ないとか、そんな話をして来る生徒達の中で、ちょっと相談があるのですが、、と言う子がいた。

とても上手な子で、僕をご存知な方はわかると思うけど、僕から音大受けないの?とか、絶対言わないのに、僕から珍しく「音大受ける気は無いの?」と思わず言ったくらい吹けるプレーヤーです。その子がA編成からB編成に移ったと言ってたのでオヤ?と思ってました。

詳しくは知らないけど、顧問の先生と少しすれ違ってしまったというか、きつく何かを注意された時に、そこで意地を張ったのか、自分からB編成に移りますと、(本心でなくつい)言ってしまったのを、後悔していたのが、言葉の端々から滲み出ていた。その後周りの生徒達の中ではB編成で演奏するのが楽しそうに振る舞っていたそうな。

プライドがそうさせるのか、僕にはその気持ちがホント痛いほどわかった。でもそこでどうしたら良いか、僕的には答えは1つしかなくて、「自分の気持ちに正直になるしかないんじゃない?」「先生に分かってもらうまで正直に謝るしかないよ。」と言うことを本人に伝えてその日は学校をあとにした。



後日、無事A編成に戻ったと言う話を聞いた。顧問の先生に謝れば良いと、言葉で言うのは簡単だけど、それを行動に移すのは、大変な決心が要ったのだと思う。顧問の先生にも話を聞いたけど、かなり号泣しながらの謝罪だったようで、それまでの、その子のキャラクターからすると想像も出来ないような出来事だったそうですよ。しかし本当に良く言えたね。素晴らしい。

当事者本人にすると「こんな事書くな!」って思うかも知れないけど、この前会った時は本当にいい顔、いい目をしてました。それがとても嬉しかったので当欄のネタにさせてもらいました。その子は多分これからどんな所に行ってもしっかり生きていけるなと、少々大袈裟だけど感じました。これからまだまだコンクールシーズン続くので、みんなで一丸となって頑張って欲しいなと思ってます。


posted by 古賀慎治 at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Teacher's eye | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする