nombirato!

2016年07月31日

鑑賞後記

前記事の続編です。

SJのコンサートで、演奏以外での雑感まとめ。

演奏会の運営スタッフに知ってる面々が多数。かつての教え子達や、日藝の教え子達とか、たくさんの人達に会えて嬉しかった。

その中で際立っていたのが、今やレコーディングエンジニアとして活躍中の千田弦君と、恐らく、いや恐ろしい事に20年ぶり位に会って、昔話やら、録音話に花が咲いた。

彼はもともとバストロンボーン奏者で、僕が新日フィルにいた頃に、新日やフリーの仕事で本当に良く一緒に演奏していた仲間。僕が都響に移籍したのをきっかけに、一緒に演奏する機会がなくなり、そして現在に至るという感じ。彼はその後録音エンジニアに転身して、トワイライトトロンボーンカルテットの録音や、そして昨日先行発売されたSJのCD「TAKE OFF」に関わっていたそう。そんなご縁で昨晩再会して、打ち上げまで楽しい時間を過ごさせてもらいました。お互いして「変わらないねー」(笑)

会場ではいろんな方に声を掛けていただいて、本当にありがとうございました。




posted by 古賀慎治 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スライドジャパン「フライハイ」


昨晩川口リリア音楽ホールで開かれたスライドジャパン「フライハイ」を聴いてきた。スライドジャパン(SJ)というトロンボーン8重奏のグループのメンバーなどについてはスライドジャパン SLIDE JAPAN OFFICIAL WEBSITEで。公演後の打ち上げにも参加させていただいた。昨年に引き続き素晴らしい響きに満たされた演奏会でした。前回の東京文化小ホールも良かったけど川口リリア音楽ホールの木の温かみのあるところで聴くのもまた良かった。質感の高いハーモニーはもちろん、より室内楽的な楽しみも増えて、とても楽しめました。

SJは海外で活躍するメンバーと国内で活躍するメンバーで構成され、「純国産、世界照準。」のキャッチフレーズが誇らしげにパンフレットに並びます。

去年は何も事情を聞かずに記事を書いていたんだけど、今回は色々話を聞かせていただいて、想像以上に、SJ各メンバーが明確に役割分担(音楽的にも)をこなし、本当に忙しい中で、奇跡的に合ったスケジュールで、CDの制作、リハーサル、コンサートツアーとこなしていて、本当に頭の下がる、メンバー全員の本気のエネルギーを投入した貴いプロジェクトだと思いました。ぜひこれからも長く続けて欲しいなと思います。


去年の公演の当欄記事を読み返すと、今回とほとんど同じ事を考えていたようで、進歩が無い自分に、チト落胆^ ^




posted by 古賀慎治 at 15:20| Comment(2) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月27日

net radioを聴く

大学の方は前期試験もひと段落で夏休みモードに入って小休止。まあ学生たちが夏休みでも、あれこれ仕事はあります。

時々話題にしてるけど、好きな音楽をダラダラと聴くには本当にありがたいInternet radioですが、最近はiPhoneやiPadとオーディオがBluetoothで繋がるようになったお陰で、俄然使い勝手が良くなってきました。特に車の中では愛聴してます。

ラジオなのでどんな曲が流れてくるのか分からないし、まあ気に入ったら買えよってことで、アーチストや曲目とか分かれば、そのままiTunes Storeやamazonで購入という流れになってます。今はキャロル・キッドという女性シンガーとマーティン・テイラーというギタリストが大のお気に入り。

iPhoneのアプリもなかなか良いものが見つかって、今はこれを使ってます。

「radio.net」

このradio.netの良いところは、各ラジオ局の送信レート(kbps)と、その時あたりに流れているプレイリスト1曲分が表示されるので、非常に探しやすく使い易いです。送信のレートは128kbps以上であれば、ハイハットのシュワシュワした圧縮歪みみたいなものも気にならなくなるので、128kbps以上の局をお気に入りに入れるようにしてます。

今良く聴いているラジオ局は「Linn Jazz
 」というイギリスのラジオ局で、320kbpsと言う高音質なレートで放送していて、聴いてる限りではCMも入らないみたいでホント快適。一昔前は64kbpsあたりが主流だったので、信じられないくらい音が良いです。カーコンポで鳴らしても充分に鑑賞に耐えます。Linnというレーベルの運営のようなので、かかる曲はレーベルアーチストのもの中心ですが、またそれが僕好みな雰囲気の選曲なので、今はココばかり流してます。他のアプリも試しましたが、特に送信レートまで一覧出来るのは他に見当たらないですね。本当にたくさんのラジオ局があって選ぶのに困るのですが、256や320kbpsという高音質な局もチラホラ見かけるので、興味のある方はお勧めです。

そういえば大学の研究室に導入したコンポにはネットラジオとBluetooth接続の機能があって、一日中パイプオルガンの演奏ばかり放送中の「Organ Live」を流してスピーカーの慣らし(エージング)をしました。ホールに響き渡るオルガンのサウンドって本当に心地良くて素晴らしいと思います。この夏、音のシャワーを浴びたい方はぜひ(笑)


posted by 古賀慎治 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月20日

ソロと伴奏とアンサンブル力(一部修正済み)


(一部不正確な記述があったので訂正しました)

またまたおよそひと月振りの更新でございます。ご無沙汰しておりました。気ままな更新ですが、これからも細々と続けて行くつもりなのでひとつよろしくお願いします。。。

昨日は学内の第1ホールを借りて前期の実技試験前のおさらい会でした。トロンボーン専攻の1〜3年の7人と、テューバ専攻の2人で計9人が演奏。1年生は初の試験なので若干硬さを感じました。トロンボーン専攻の3年生はご存知?の通り藝大始まって以来初の女子3人組なのですが、今回はちょっと大きな変化がありました。

これまでの試験では、3人のうち2人は入学前から伴奏してもらっている、いわば彼女たち専任の先生が伴奏されていて、あとの1人は藝大の管打楽器科の伴奏助手の先生の伴奏でした。それぞれの伴奏の先生方はトロンボーンのレパートリーに精通されたプロとして活躍されている方々なので、学生からすると、本当に安心して本番に臨めるのだと思う。

今回そのうち2人が、かねてから僕が「ほかの人にも伴奏してもらったら〜」と言う意見に応える感じで初めての伴奏者を伴って来た。1人は学生で、もう1人は卒業したてのプロとしての活動を始めたばかりのピアニスト。例えば学生に伴奏してもらうメリットは伴奏合わせを回数多く重ねて、「アンサンブル力を育むこと」につきる。

今回はヒンデミットとマルタンと言う、ピアニストにとっても簡単ではない曲なので、正直仕上がりが心配だったけど、何とか頑張って結果を出して来てくれたので、その調子で試験に臨んで欲しいものだ。


そもそも去年の管打コンクールの時にも考えた事なんだけど、伴奏ピアニストの世界では日本を代表するような方々に日常的に伴奏してもらえる環境、そして学生に伴奏を頼むと言えば同じ学校のピアノ科学生に伴奏してもらえると言うのは、相当恵まれているのではないか。

学生が伴奏の専門家から学ぶ事は、計り知れないほど貴重なものだ。伴奏の先生が、プロの演奏家として演奏して来られた経験のフィードバックが当然あるだろうし。また、僕や石川先生のレッスンでカバーできない領域のことを丁寧にフォローしていただいているのを、常日頃から感じていて本当に感謝の気持ちしかない。

しかし、そこで心配になって来るのは、果たして学生たちは、このまま卒業して社会に出て大丈夫なのだろうかと。

学生に伴奏してもらう事によって得られる事。ピアニストとは対等な立場で、回数多く練習を積む事によって、共に勉強しながら作品に対する理解を深め、アンサンブル力、構成力、あとは練習の効果的な組み立て方、効率的な進め方などを勉強できる貴重な機会。対等な立場と言っても、通常はピアノ科と金管楽器では音楽的なスキルはそれなりの隔たりがあるもの。そこをしっかり耐えて、対等でありたいと頑張るのも大事な経験だと思う。

大切なのは学生のうちにバランス良く経験して、演奏家として大切な基礎力、アンサンブル力を高めて欲しいと言う事。伴奏の専門家にしか弾いてもらった事がないと言う状態のまま卒業して、初対面のピアニストと演奏するチャンスがあったらどうするのでしょうか。これからも折を見て、学生達には如何に恵まれた環境にいるかと言うこと、それをもっと活用すること、専門家と学生とどちらの伴奏者とも、対等に音楽を創っていけるような力をつけて欲しいと、言い続けたいと思います。
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posted by 古賀慎治 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | Teacher's eye | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月21日

春の呼ぶ声を聞く

先週、6/17に新大久保の楽器店DACさんの地下、Space Doで藝大の3年在学中の福澤優加さんのリサイタルがあって、一曲デュエットを演奏させてもらいました。マルタン、パウエル、トマジとトロンボーン吹きなら一曲吹くのも大変な曲を中心にしたプログラム構成で、集中力と言うよりスタミナを心配していたんだけど、若い力って言うのか彼女の本来持っている力なのか、最後まで存分に吹き切ったリサイタルでした。

ところでこのところ学生たちも大変忙しい中頑張っていて、先日はアメリカのITA(国際トロンボーン協会)のフェスティバルで開かれたトロンボーンカルテットのコンペティションで同じく3年の福田えりみさんが所属するトロンボーンカルテットカプリッチオが見事優勝したりとか、あとは8月26日に開かれるトロンボーン科定期に向けて日々練習に追われているようです。そう言えば東京音楽コンクール予選ももうすぐ。前期試験もあるし、吹奏楽の学内コンサートも、、、こうして並べると本当に忙しいな。まああれこれ結果を焦らずじっくりと腰を据えて頑張って欲しいなと思います。

話は戻って福澤さんのリサイタルで僕も加わって演奏したのは高嶋圭子さん作曲の3楽章からなる「春の呼ぶ声を聞く」。もともとは福島県いわき市出身の篠崎卓美さんと黒金寛行さんの二人のバストロンボーン奏者とピアノの城 綾乃さんが初演、東日本大震災からの復興を願って演奏され、今ではデュエットの曲として当初のバストロンボーンデュエットからテナートロンボーンデュエット用にも改編され定番レパートリーになって来た大変心に染みる名曲。

合わせを始めた頃は何せ3年生なのでどうかなという印象で、音も存在感が希薄だし、音程のことばかり気になっていた。しかし練習を重ね最後は存在感たっぷりのサウンドで、先生相手だからと一歩も引く事なく吹き切ったのは本当に嬉しかったし、その調子でこれからももっとスキルを上げていって欲しいなと思います。



デュエット3曲めのサブタイトルにもなっている三春滝桜(樹齢1000年を超えると言われる巨木)から枝分けした若い枝垂桜が学校の裏手、寛永寺境内にあるみたいで(確認出来たらまた何か書きます)、毎年成長を楽しみにしながら花見をしたいと思います。三春町にも是非行ってみたいな。


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posted by 古賀慎治 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Teacher's eye | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする